先週末の米国市場では、ダウ平均は前日比134.58ドル高(+0.35%)の38654.42ドル、ナスダックは267.31ポイント高(+1.74%)の15628.95、S&P500は52.42ポイント高(+1.07%)の4958.61で取引を終了しました。
大証ナイト終値は通常取引終値比280円高の36400円で取引を終えたことから、上昇スタートとなりそうです。
そして、決算発表がピークを迎えます。週後半は8日に約300社、9日に約570社と多く、週単位では約1300社が予定されています。
東証による資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対策の影響もあり、増配や自己株取得枠の設定などを発表する企業が多かったことなどから、決算発表銘柄に対する市場の関心は非常に高い状況です。
ただ、業績見通しが市場コンセンサスに届かないなど期待外れの内容となった銘柄は売り込まれています。
売買活況のため、東証プライム市場の売買代金は1月31日以降、3営業日連続で4.5兆円を超えています。
決算発表がピークを迎え、一般的には決算発表銘柄に商いが集中し、指数は小動きとなるケースが多いものの、来週はSQ週のため日経平均への思惑的な売買も入りやすく、個別銘柄、日経平均ともに盛り上がる可能性はあります。
また、2日引け後の決算発表では、24年3月期営業利益予想を下方修正も株式分割と増配を発表した川崎汽船、24年4-12月期純利益が前年同期比2.5倍となったパナソニックHD、24年3月期最終損益予想を従来の950億円の赤字から2450億円の赤字と大幅に下方修正した住友化学の動向に注目したいと思います。
スケジュール
2月5日
中・財新サービス業PMI、財新総合業PMI(1月)、預金準備率引き下げ実施
独・貿易収支(12月)
米・ISM非製造業景況指数(1月)
●国内決算(保有銘柄)
大林組(1802)
東ソー(4042)
アステラス製薬(4503)
フコク(5185)
日本電気硝子(5214)
住友電工(5802)
住友商事(8053)
三菱UFJフィナンシャルG
2月6日
毎月勤労統計-現金給与総額(12月)、実質賃金総額(12月)、家計支出(12月)
豪・オーストラリア準備銀行が政策金利発表
欧・ユーロ圏小売売上高(12月)
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
●国内決算(保有銘柄)
ニッスイ(1332)
三菱ケミカルグループ(4188)
JFEホールディングス(5411)
大崎電気(6644)
アイホン(6718)
SBIアルヒ(7198)
トヨタ自動車(7203)
兼松(8020)
三菱商事(8058)
2月7日
独・鉱工業生産指数(12月)
米・貿易収支(12月)、リッチモンド連銀総裁が講演
中・外貨準備高(1月)
●国内決算(保有銘柄)
キューブシステム(2335)
旭化成(3407)
日本カ-バイド(4064)
日本製鉄(5401)
東洋製罐グループHD(5901)
高周波熱錬(5976)
新東工業(6339)
沖電気(6703)
めぶきフィナンシャルG(7167)
稲畑産業(8098)
SBIホールディングス(8473)
オリックス(8591)
住友倉庫(9303)
スカパーJSATHD(9412)
ソフトバンク(9434)
2月8日
国際収支(経常収支)(12月)、景気ウォッチャー調査(1月)
中・消費者物価指数(1月)、生産者物価指数(1月)
米・新規失業保険申請件数(今週)
欧・ECB経済報告など
●国内決算(保有銘柄)
雪国まいたけ(1375)
五洋建設(1893)
アルコニックス(3036)
フージャースHD(3284)
クラレ(3405)
新日本電工(5563)
いよぎんホールディンク(5830)
アマダ(6113)
本田技研(7267)
日本電信電話(9432)
タナベコンサルティンググル(9644)
イノテック(9880)
2月9日
独・CPI(1月)
米・米独首脳会談
中・休場(春節、2月19日から取引再開)
●国内決算(保有銘柄)
日清紡ホールディングス(3105)
アーバネットコーポレーション(3242)
堺化学(4078)
三菱瓦斯化学(4182)
日本特殊塗料(4619)
ENEOSホールディングス(5020)
藤倉コンポジット(5121)
神戸製鋼所(5406)
サンコール(5985)
精工技研(6834)
マツダ(7261)
テイ・エステック(7313)
三菱HCキャピタル(8593)