ダウ平均株価は前週末比224・02ドル高の3万8333・45ドルで取引を終えました。


 3営業日連続で最高値を更新しました。大手の決算発表やFOMC、米雇用統計など週内に控える重要なイベントを意識しつつも、堅調に推移しました。


 米国債の発行見積もりの推定額が市場予想を下回り、米長期金利が急低下したことも株式相場の追い風となりました。


 米長期金利が低下し、株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いが入りました。


 S&P500種株価指数は初めて4900台に乗せ、最高値を更新しました。



 ナスダック総合指数の終値も172・69ポイント高の1万5628・05でした。

 

 



 

(ドル円)



 ドル円は1ドル147円台で推移しています。



 全体的には方向感のない展開が続いています。今週はFOMCが予定され、週末には米雇用統計と重要イベントが控えており、その内容を見極めたい雰囲気が強い様です。


 FOMCは明日から2日間の日程で開催されますが、今回は据え置きが確実視されています。


 ただ、今月発表になった米雇用統計やCPIが予想を上回る内容となり、先週のGDP速報値も予想を上回る内容でした。PCEデフレータはインフレ低下を期待させる内容でしたが、パウエル議長の会見は市場の早期利下げ期待にブレーキをかける内容になると見られている様です。




(原油)



  原油先物相場は4営業日ぶりに反落となりました。中国経済が減速し、原油需給が緩むとの見方が相場の重荷となった様です。



 WTI 76.78ドル