日経平均株価は前日比282円61銭安の3万5619円18銭となりました。


 TOPIXは同20.62ポイント安の2503.98ポイントと9日ぶりに反落して取引を終えました。


 日経平均は、買い先行でスタートしましたが、短期的な過熱感が警戒され下げに転じました。


 後場に入り、先高期待を支えに下値を拾う動きも見られましたが、時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、様子見ムードが広がり膠着状態となり、マイナス圏のまま取引を終えました。


 東証プライム市場の出来高は15億3332万株、売買代金は3兆9416億円でした。

 


 私の保有銘柄で値上がり率トップは佐鳥電機でした。


 昨日、上半期の決算発表があり、営業利益は26.8億円で前年同期比3.5%増となり、通期予想は従来の34億円から47億円、前期比24.0%増に上方修正しました。


 インド市場の好調、車載向け半導体の需要増、円安のプラス影響などが上振れの背景となっているようです。配当金も従来計画の70円から80円に引き上げ、増配・営業増益への上方修正から株価も大きく上昇となりました。



 続いては、沖電気が値を上げました。今年7月の新紙幣の発行で銀行のATMは、発行と同時に旧紙幣と新紙幣の両方に対応することになり、メーカーでは工場をフル稼働して、急ピッチで準備を進めています。


 銀行のATM=現金自動預け払い機は、発行と同時に新紙幣と旧紙幣の両方に対応します。この切り替えに伴って、ATMを手がける沖電気では、今年度の生産台数が前の年度の2倍にあたる2万台近くとなる見込みです。


 新券への対応だけでなく、半導体不足の反動で過去にない生産量になっているということです。



 

 他にも、商船三井、アステナH、トーセイ、イオンモールなどの銘柄が値を上げました。




 一方、値下がり率トップは国土開発でした。


 24年5月期通期の連結業績予想、期末配当予想の下方修正が嫌気されました。


 24年5月期通期の純損益は従来の46億円の黒字から38億円の赤字(前年は32億円の黒字)へ下方修正し、一転赤字見通しとなりました。前期に実施した大型工事を巡り、工程遅延を回避するための工事損失引当金など約52億円の損失を計上したことなどが響いた様です。年間配当予想も従来の26円から22円に下方修正しました。


 他には千趣会、サムティ、アルトナー、三機工業など多くの銘柄が値を下げました。

 



 含み益は前日から



 − 31万 ○o。. となりました。



 NISA成長枠は前日から


  ±0 でした。



 日経平均はさすがに上がり過ぎていましたので、一旦調整となりました。また、明日どうなるか楽しみです。


 


 トルコと日本市場の強さが際立っています。



(住友化学、稲畑産業)



 住友化学は稲畑産業の保有株売却について、引受団に売り出す価格が1株あたり約2883円に決まったと発表しました。


 売却対象は最大で保有株式の約6割にあたる約824万株。2024年3月期の単独決算で売却に伴う特別利益として最大約230億円を計上する見通しですが、連結業績に与える影響は限定的ということです。


 2月下旬をめどに売却を完了し、同社に対する出資比率(議決権ベース)は約25%から10%強に下がる見通しです。


 稲畑産業は情報電子材料や化学品などを取り扱う優良商社で、住友化学は製品を供給する取引関係にあります。