日経平均株価は前日比141円62銭安の3万3539円62銭で取引を終えました。



 今日は12月権利配当落ち分もあり売り優勢となりました。(配当落ち分は市場推定で52円程度。)


  連日市場参加者が少ないなか、様子見ムードでした。


 ただ、新NISAで買付け可能となり、個人投資も入り底堅い面もみられました。



 東証プライム市場の出来高は10億9423万株、売買代金は2兆6966億円でした。




 私の保有銘柄で値上がり率トップはアルトナーでした。ちょっと上がり過ぎな気もしますが、好調を維持しています。




 次に値を上げたのはグッドコムアセットでした。徐々に買い戻されています。



 続いて、菱洋エレクトロ、日本軽金属、日本製鐵などの銘柄が値を上げました。




 

 

 一方、値下がり率トップはランドコンピュータでした。


 朝一、一部売却して引けにNISAで買いなおしました。



 続いて、商船三井、飯野海運などの銘柄が値を下げました。


 他にも12月権利銘柄が値を下げました。


 



 含み益は前日から


 −3万 ○o。. となりました。


 今日は12月の配当落ち日でマイナスとなりました。


 早速、新NISAでの買付けも少し行いました。来年どうなるか楽しみです。

  





 2023年相場もいよいよ終わりが近づいてきました。



 日本株にとって今年は上昇パフォーマンスが際立った年でした。


 日経平均株価は年初の時点で2万5000円台でしたが、大きく水準を切り上げ3万円台を突破、7月初旬には終値で3万3753円の高値をつけました。


 円安、バフェット効果などもあり、商社株などを中心に大きく値を上げました。


 また、連日バブル崩壊後の最高値と報道され、1990年以来33年ぶりの高みに浮上となりました。


 



 今年をもう少し深く振り返ってみますと、年前半の上げ潮相場では低PBRで配当利回りの高い銘柄が選好される傾向が強く、バリュー株に投資資金が流れ込みました。


 年間を通じてみても割安株の見直しが各業態で進みました。



 東証が3月に「プライム市場とスタンダード市場に上場する全企業」を対象に資本コストや株価を意識した経営を行うように要請、特にPBRが1倍を下回っている企業については、その解消に向けての義務が強く求められる環境に誘導しました。


 これまでは低PBR企業は、株主資本を有効に活用していないというレッテルを貼られてはいたものの、具体的なアクションがみられず、株式市場でも物色人気を呼び込むというケースはあまりみられませんでしたが、そのレッテルを剥がす必要性を企業側が強く認識し、経営努力によって課題解消に動く流れを作ったのは東証のおかげといってもよく、株式市場でも企業の株高に向けた自助努力に期待する形で、一つのテーマ物色の流れが形成されました。




 更にウォーレン・バフェット氏です。4月に日本を訪れたバフェット氏は日本の総合商社株の保有株比率を高めたことを明らかにし、更なる追加投資にも言及、三菱商事 (8058) などをはじめ商社株が軒並み大幅に株価を上げました。


 私も偶然、商社株を保有していましたので、なんとか流れに乗れました。


 また、海運株や鉄鋼株などが商社株の後を追いかける形で株価水準を切り上げました。


 バフェット効果による日本株割安論の広がりと、東証主導による「PBR1倍割れ解消」に向けた動きが共鳴する形で、投資資金のバリュー株流入を加速させたが、これが日経平均上昇に繋がりました。



 24年は、再びバリュー株への関心が高まりそうです。そんななか、今日から新NISAで買付けが可能となりました。



 日本の個人資金は、海外、主に米国に投資対象を求めて資金が流出するという見方もありますが、日本から海外に資金が流れれば為替の円安の支えとなります。また、日本の個別株にもある程度は資金が入るものと思われます。



 また、1月には東証がプライム市場とスタンダード市場に上場する全企業を対象に要請した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関し、要請に基づき開示した企業の一覧表を公表する予定です。


 これに伴い資本効率の向上策などを開示する企業が相次ぐと想定され、低PBRの状態を是正するための取り組みが一段と加速するとみられています。



 日本株は米株に比べ、まだまだ割安で中長期投資には向いていると考えていますが、来年はどの様に推移するか楽しみです。




 まだ、明日もありますが、1年間、ありがとうございました。


 



 良い年末年始、一度しかない人生を楽しんでください。