ダウ平均株価は前日比18・38ドル安の3万7385・97ドルでした。



 PCEデフレータが予想を下回り、市場の利下げ期待を再確認する内容となり、米株式市場は続伸となっていましたが、高値警戒感から後半売りに押され取引を終えました。


 四半期決算とあわせて通期の業績予想の下方修正を発表したナイキが12%弱下げ、指数を押し下げました。



 一方、ナスダック総合指数の終値は29・10ポイント高の1万4992・97でした。


 アルファベット、マイクロン・テクノロジーなど一部の半導体関連株が前日に続いて上昇となり指数を支えました。



 




(ドル円)




 ドル・円は、1ドル=142円台での推移となっています。


 11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年同月比2.6%と予想の2.8%を下回り、変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比3.2%上昇と予想の3.3%を下回ると、FRBが2024年に利下げに踏み切るとの期待が高まりドル売りが先行しましたが、アジア時間に付けた日通し安値141.87円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢となり米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇に転じ、3.9193%前後まで上昇するとドル買いがさらに強まりました。



(原油)



  原油先物は下落。クリスマス休暇を控える中、アンゴラがOPEC脱退後に増産に踏み切るとの懸念を受けました。


 清算値は、北海ブレント先物が0.32ドル(0.4%)安の1バレル=79.07ドル。米WTI先物は0.33ドル(0.5%)安の73.56ドル。