日経平均株価は前日比363円57銭安の3万2315円05銭と大幅反落で取引を終えました。


 日経平均は売り先行で始まり、時間外取引で米長期金利が一段と上昇し、警戒感が増しました。


 米株高に加えて、円安が一段と進行するなかでしたが、米長期金利の上昇を背景としたハイテク株の下落が重しとなり、下げ幅は早々に300円を超えました。


 時間外取引の米株価指数先物が軟化したことやアジア市況の下落が嫌気され、その後も下げ幅を広げる展開が続き、そのまま取引を終えました。


 業種別では医薬品、機械、電気機器などが値を下げた一方、海運、銀行、保険などが上昇となりました。


 東証プライム市場の売買高は13億1856万株、売買代金は3兆2590億円でした。





 
 私の保有銘柄で値上がり率トップはいよぎんホールディングスでした。


 前日、24年3月期第2四半期累計の連結業績予想の修正を発表し、9月中間期の経常収益を830億円から970億円、経常利益を185億円から345億円、純利益を130億円から230億円にそれぞれ見通しを引き上げました。

 米国市場で金利に上昇圧力が掛かり、地銀に対し利ザヤ改善期待が膨らみやすい地合いにあって、業況を好感した買いが集まった様でした。
  

 続いては、東海東京FHが値を上げました。

  こちらも昨日、未定としていた24年3月期の中間配当を12円(前年同期8円)にすると発表したことが好感され値を上げました。


 続いて、めぶきFGが値を上げました。今日は昨日、大きく値を下げた、銀行株が買い戻された様でした。


 続いて、松井建設、商船三井などの銘柄が値を上げました。



 一方、値下がり率トップは、丸三証券でした。丸三証券の値上がりも昨日までとなりました。


 続いて、明和地所が値を下げました。連日の大幅下落となりました。


 続いて、大崎電気、アルトナーなど多くの銘柄が値を下げました。




 含み益は 前日から


 −11万となりました ○o。. ○o。.



  政府は9月の月例経済報告で、景気は緩やかに回復しているとし、4カ月連続で総括判断を据え置きました。

 個別項目では企業収益の判断を引き上げる一方、住宅建設を2カ月連続で引き下げました。


 企業収益の判断は8月の総じてみれば緩やかに改善しているから、緩やかにの文言を削除して上方修正しました。

 4─6月期の経常利益が過去最高を更新したことや、営業利益も総じてみれば増加したことが背景の様です。


 一方、住宅建設の判断は7月の底堅い動きを8月に概ね横ばいに引き下げていたが、9月は、このところ弱含んでいるとし、2カ月連続で下方修正しました。


 住宅着工は、持家や分譲住宅を中心に弱含んでおり、コンクリート等の資材価格上昇や労務費上昇で建築費が高止まりしていることが主な背景ということです。

  
 景気の先行きについては、8月同様に世界的な金融引き締めや中国経済の先行き懸念などを下押しリスクとしています。