話し始めて何時間たったのか…

頭が
話を受け止める許容範囲を
超えてしまったから
なのか…

会話も途切れて
私は
只々ぼーっと
机の上のグラスを見つめていた気がする。

そんな私の様子を見た夫が

少し横になろう
寝ないと仕事に差し支えるから…ね


目も合わせず
返事もしなかったけど
抵抗する気力も起きない…私。


夫は私を連れて
寝室へ

そしてすぐに
歯磨きやら片付けをする為に
リビングに戻る夫。



この状態で…寝れるわけない!


真っ暗で静かな寝室の布団の中
横になって
目を瞑ると
ゆっくり
襲ってくる
何故?どうして?どうして?

思い出す夫の一言一言…。
私は
これからどうしたいの?
考えなきゃ考えなきゃ




あっ
夫が寝室へ入ってきた…


私に何か声をかける?と
思いきや

私の様子を見ることなく…
顔を覗き込むことも
手に触れることもなく…
自分の布団に潜り込んだ夫。



1分後
寝息が聞こえはじめた…

え?

寝れるんだ…この人。

こんな事があっても
寝れるなんて…




カチッ
何かわからないけど
多分…嘆きのスイッチが入ってしまった私は
携帯を握って

少し大袈裟に
わざと音を立てて
布団をバッとはいで
バタバタと足音を立てて
リビングに戻った。


しーん


起きない…夫。



ブランケットにくるまって
真っ暗なリビングの床に座り
声をころして

ひとしきり泣いた。

それから
自分の携帯を開いて
夫のSNSを見返してみた

2011年から…


また涙が
出てくる

カラーの写真が曇って見える

たまに
家族のことも
結婚記念日の写真も…UPされてて

涙がとまらない。

なかには
女に宛てたのか
詩のような一節が
書いてあったり…。

酷い
酷い人だ。



全て見終わった。


昨日と今日で
目に映る写真が
こんなにも違って見えるんだな…
不思議。


そして
フォローを外した

LINEも今までのトークを消して
静かにブロックした

電話番号も着信拒否設定にした




はたして
朝までに
私が寝室にいないことに
夫は
気付くんだろうか?

浮気の告白を受けて
ぐーぐー眠れる妻だと
思っているのかな

呆れる


私、離婚しよう

静かなリビングに座って
悲しむ自分が
とても惨めで
そして
浮気の告白後に
相手を気遣えない夫に
心底ガッカリしました
今から迎える朝は
もうあの人の妻ではない
一人の女性として
生きていく。
そんな決意を固めました。