淋しいマグネット。
幼馴染の4人が9歳、19歳、29歳と演じていくお話で、友達・仲間の関係性が少しずつ複雑に絡む様子が演じられてて、どの役に焦点を当てるかどうかで、見え方が違う作品ですごく面白いなと。
また、RedsとBluesで同じ役を違うキャストで演じた作品でもあって、初めてREDverで、同じ役でこんなにも違って見えるのかなと面白かった。
9歳児設定の場面、Bluesは若いキャストなので、なんだか本当に少年のように可愛かったんだけど(低学年ぐらいのイメージ)、Redsは可愛いんだけどちょっぴり大人のような…(中学年ぐらい)だったり。キャスト一人一人も演じ方や本人のもつ人柄によりやっぱり少しずつ違ってて面白さかった。
瀬戸康史(リューベン)
Bleus verの阿久津がすごい衝撃的な存在だったので、瀬戸さんはどう演じたのかとわくわくしながら見たんですが、感情を殺したリューベン。
特殊なイメージももちろんあるけど、すごく寡黙な印象。あの当時の瀬戸さんにしては、珍しい役所かなと。
阿久津も瀬戸さんもマグネットシーンのお芝居はとっても素敵で引き込まれるものがあって、すごく良かった〜
柳下大(シオン)
ぽっちゃりして周りを気にせずまっすぐに自分の道を進むシオン。
シオンのもつ明るさやチャーミングな笑顔がとっても印象的で、大くんの人柄が出てるなと思いました。
なのに…唐突にリューベンに向けてバンド辞めろと言った台詞のこの温度差がすごく冷酷すぎて辛かった。
荒木宏文(トオル)
まず一言。ゴンゾとチューするシーンあるんですけど、荒木さんは長すぎる!!!ww
思わず笑っちゃいますwww
汰斗くんのスーツ姿があんまりしっくりきてなかったので(笑)、荒木さんのスーツ姿の方がしっくりきました!笑
タイプは似てる二人なんだけど、スーへの対応に対しては、汰斗くんのトオルくんはチャラいけど、荒木さんのトオルもやってることはチャラいんだけど、より罪悪感みたいなものを背負って生きてるような気がするかな。
汰斗くんについては元々荒削りな感じが見えるお芝居だなと思っていたので、荒木さんのトオルに出会ってとこういうキャラクターの人だったんだなと思うん部分があって、より計算して繊細に演じられたトオルは見てて面白かったです!
荒木さんの経験豊富さが生きた役だったかなと思いました。
遠藤雄弥(ゴンゾ)
大人のゴンゾはもう見た目からして傷だらけで、周りに対しても刃を向けて生きているゴンゾ。
リューベンにとって一番近くにいたゴンゾなのに、リューベンの自殺を止められず、リューベンはまだ生きているんじゃないかと、リューベンの死にもがき苦しみ続け、一人時間が止まったように生きるゴンゾ。
この苦しみの溢れ出てくるのがとっても悲しくて切なくて…また遠藤くんのゴンゾの表現がBLUEverと違ってて面白かったです。