台風が大きな大きな爪跡を残して行きました。

被害に遭われた地域の方々に心よりお見舞い申し上げます。

那須の水害の後に家の近くを流れる川が河川改修された時は

「川の自然が破壊されてしまう、こんなに高い橋が果たして必要なのか?」

などと思ってましたが、あの河川改修のおかげで

今回は水害に合わなかったのだね〜と話してました。有難いことです。

少し振り返ってみました。

11日

メディアの報道を聴きながらも《大丈夫なのではないか?》と《少しは準備しておいた方が良いのではないか》が頭の中でせめぎ合いながらも日曜日に初めて出店するイベントに必要な物を買いに出かけて、まずびっくりしたのが


カセットコンロが無い💦

水がタンクがない💦

水が無い💦


この時に

【あ〜〜台風なんだ!停電になったら井戸水は出ない、浄水場が被災したら市水もでないんだ、、、】

という現実でした。


12日

明日のイベントの開催、中止の連絡は無い。

何故か、明日は台風は去り晴天になる。と何人かの参加店舗の方々(私も含む)


近づく台風


停電にならないうちにと、仕込み始める。

風が強い!厨房の換気扇の取り付け位置にから雨漏り、、、みるみる床が水溜りに、、、

仕込みをしながら床の水を排水口にはきだし床を拭くを何回かして20時ころに仕込みを終わらせ、持ち物の用意も終わる。

果たして明日は晴れるのだろうか?


想像したより大変な台風だ!


田川が、、近くに知り合いや友人が

大丈夫だろうか?気持ちがザワザワしていく


宮城の娘家族は避難所に避難しているという。

宇都宮の長男家族にLINEで様子を聞いたら田川はすぐ近くではないがいつでも避難できるように準備しているとのこと、身重のお嫁さんが心配でした。お嫁さんの実家も心配。水戸のお友達や遠くの親戚も、、、、短時間にあちこちに心が飛んで行く。


13日

早朝、秋晴れである。

厨房の床の水拭きをしてから

離れて住む家族の安否確認をして安心する。

昨夜はずーっとサイレンの音が聞こえる中よく眠れなかった。

被害が出ないと良いなと思いながら携帯のニュースとテレビを見る。


宇都宮が大変だ、佐野も足利も鹿沼も、、、


時間が経つにつれ被害が明らかになっていき

このように被害が出てお亡くなりになったかたもいるのにイベントに参加して良いのだろうか?

果たしてお客様はいらっしゃるのか?

中止の連絡が来たらこの参鶏湯は被災した方々に食べてもらおうとか、手段もわからないのに車に荷物を積み込み会場に向かう途中でイベント開催の投稿を見てホッとしたような気持ちと一緒に開催して良いのか?という気持ちも、、、複雑である。

しかし、主催の方々がこのイベントの為に一生懸命に何ヶ月もまえから準備していたことも知っている。


開催と決まったのなら一生懸命やろう!と荷物を降ろし準備を進めていく。


床上浸水やスタッフの家が被災してとか事業所に土砂が流れ込んでとか(大変だ!)出店を取りやめざるおえない方も、

【元気に参加できる事】に感謝しなきゃと気合いが入る。やるからには楽しもう!

お手伝いのさゆりちゃんと❣️ありがとう😊


お客様に
「良い笑顔だね〜気持ちが明るくなるよ!俺たちもだけど台風の被害に合わなかったのはたまたま運が良いだけだから、運の良かったひとが集まって良い運気を発信しなきゃな!」
と、なるほど!
たくさんのお客様がいらしてくださいました。
イベントの間中、携帯も見る時間も無くトイレに行くのも忘れていた、、、、
夕方綺麗な夕焼けをみながら

携帯ニュースを見る。黙祷するしかできない私、
何もできないけど寄付くらいならと急に売り上げを数え始めてたら「帰ってからゆっくり数えた方が良いよ」と言われる🤣たしかに、、せっかちだな
今回は設備投資が多くて純利益はほんのすこしだけ(覚悟の上)このわずかなお金を義援金に、誰かのお役に立てていただきたい。

14日
11日にグキっと捻挫した足首が昨日立ち続けて腫れて痛いので昨夜シップしたものを外しテーピングをして後片付けをしたり行く予定だったライブにいくのを諦めたりしてゆっくり過ごしながらも台風被害のニュースに釘付けになり足首もだが心も痛い
明日の薬膳料理教室の準備もしながらFacebookの宇都宮の知り合いの投稿でタオルが必要と知りタオルならある!どうにかして届けたい。
【宅急便で送る】と伝えるコメントを見た友人が着払いで送ってとメッセージを送ってくれた。元より元払いで送る予定だったけど、その心がありがたくまた尊敬します。

未使用の名入りタオルは吸水しないから急いで洗濯をして干す。

今日15日
たまたま宇都宮から参加する生徒さんを通して無事にタオルと次亜塩素酸を渡していただきました。
なんだろう、自己満足にしかならないようなこんな事で心が軽くなっていく自分がいる。
心が少しだけ軽くなっただけで急に眠くなり、
[無事に受け取った]と分かった途端に熟睡し19時まで寝てしまった。
そして、いま、、眠くないわたくし

やれる事しかできない、、、

3.11の後も私には料理しかできない、その頃はお店をしていたので野菜を仕入れていた方から

【ラタトゥイユを作って欲しい。被災地で、ずーっと同じような炊き出しを食べている人に変わった物を食べさせてあげたいから自分の作っているこのズッキーニをラタトゥイユにして欲しい】
とか、

【避難所の人たちにお汁粉を食べてもらいたいから作って欲しい】

と言われて私のお鍋たちはあちこちに旅をしました。

自然の力の前では無力な人間ですが
明日に向かう力、助け合い団結する力を信じて!