緩和ケア病棟のイメージは人生の絶望の場所?



緩和ケア病棟について


リアルタイムの闘病ブログだと

緩和ケアや、終末期についてはもちろん最後のほうに書かれることが普通ですよね。



私達の場合は、闘病中にブログを読み書きはしてきませんでした。



フルマラソン42.195kmの42km地点にいる母を見ている私が最初に書くのはあえて「緩和ケア」について。




闘病開始の頃は「緩和ケア」は最も遠い言葉だと思います。

しかし、闘ってきた私達から言えるのは

癌闘病が始まった時から「緩和ケア」は頭の隅にでも置いていてほしいのです。



最近は癌サバイバーと、自らの闘病生活を発信する強い方を本当に多く見かけます。

生きる力が素晴らしいですよね。



そんな方にとっても耳にしたくないのが「緩和ケア」なのかもしれません。



だって「緩和ケア」って、もうやれることがなくて死ぬのを待つ場所なんでしょ?

最後まで希望を持って生きたい自分には関係ないわって、多くの方が思うと思います。



母と緩和ケア病棟に転院して5日目の今だから冷静に話せるのは間違いありません。



でも、緩和ケアの概念を最初から払拭できると生きることが安心になり、生き方も変わります。



この記事のトップの写真は、母の緩和ケア病棟の部屋の窓の写真です。



本当に綺麗ですよね。


大きな窓に緑と空クローバー

窓辺にお花がたくさんクローバーピンク薔薇花束ピンク薔薇クローバー


お部屋は個室で、まるで家のような雰囲気


病院では叶わなかった外の空気を吸うこと


ここではベットのままテラスに出れます。



もちろん色んな緩和ケア病棟や施設があるので同じ環境ではありませんが、基本的な理念は一緒です。



覚えていて欲しいのが、

積極的ながん治療の継続が難しくなったときに

「緩和ケア」と先生から言われる日が来ます。


完治する方もたくさんいらっしゃると思いますが、

残念ながら全ての人が癌に勝てる訳じゃないんです。


でもここは、癌に勝てなかったけど、病気に負けたから来る場所でもないです


闘ってきたからこそ、安心して自分らしい時間を過ごせる最高の場所なんです。


自宅にいるような雰囲気で

常に看護士さんが見守ってケアしてくれる、最高に安心できる場所ですにっこり



よく見かけるのが、お医者さんに緩和ケアを薦められて落胆したり、激怒する患者さんのお話。


わかります。生きることを諦めたくないですよね。


でも、緩和ケアで過ごせる時間は

本当に人生最高のプレゼントなんですハートのプレゼント




アニマルセラピーの普及


母の病棟ではアニマルセラピーの理念があったので、私の犬も母の病棟に遊びに来ることができ、母も最高に喜んでくれました照れ


ペット面会OKは病棟によって出来ない所がまだ多いので、早く全体的に普及してほしいですねビーグル犬しっぽビーグル犬あたま



次は在宅介護と在宅看取りについて書きます



◆母が食道がんになって~私が未来のために出来ること~