前回の記事のつづきです
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私が気づいたのは「見えている世界が違う」ということ

最近は発達障害という言葉を

よく耳にするようになり、

知っている人も多いと思う。

でも実際にはどんなものなのか、

よくわからないままの人も少なくないのではないだろうか。

私自身も長い間、

母や夫の行動に違和感を感じながら、

「性格のせい」

 「要領が悪い」 

「怠けているのか!?」

そんなふうにネガティブに捉えていた。

どうしたら彼らは改善するんだろうと、長年悩んでいた。

でも勉強してみると、

それは単純な性格の問題ではなかった。


認知、つまり脳の処理の仕方に違い

があるのだと知った。


実際、私自身が接し方や質問の仕方を変えていったことで、夫との衝突はかなり減った。

そして気づいた。

こうした傾向は程度の差こそあれ誰にでもある。

私にもある。

ただ、私の場合は日常生活で困るほどではなかっただけだ。

その人らしさとして現れることもあれば、突き詰めれば強みになることもある。

スティーブ・ジョブズやアインシュタインもそうだったのかもしれない、と語られている。


自分が見えている世界が絶対に正しいと思っていた頃は、

例えば私が

「こうしたらいいんじゃない?」

と説明すると、

夫は

「俺のやり方をいつも否定する」

 「いつも君は自分が正しいと主張する」

と言った。

私はそんなつもりで言っていないのに、夫からそう言われてカッとなり、喧嘩になっていた。

今までは夫の言葉を理解できなかった。

でも今ならわかる。

見えている世界が違う

ということ。


先日、母と電話をしていた時のこと。

母はまた、

「私はお父さんに言われても直せないダメな人間だ」

と言っていた。

母を励ますつもりで思いついたのが、

この例えだ。


私は8階の窓から海と夕陽を見ている。

その景色はとても綺麗だ。

でも1階にいるお母さんには、建物が邪魔をしてその景色が見えないかもしれない。

その代わり、庭に咲く綺麗な花を見ることができる。

8階にいる私には、その花は見えない。

どちらが優れているわけでもない。

見えるものが違うだけ。

みんなそれぞれ、見えている世界が違う。

お母さんが悪いわけじゃないんだよ。


そう母に話しながら、私自身もはっとした。

ああ、夫ともそういうことだったのか、と。

今まで

「なんでわかんないんだよ」

とお互いにイライラしていた。

でも、見えているものが違うのだと理解してからは、夫の発言に

いちいち腹を立てることが少なくなった。

この例えは夫にも話した。

夫が

「そんな見方もあるんだね」

と

思うようになるかもしれないし、

ならないかもしれない。

でも私は、

見えているものが違う。

そのことに気づけたことで、

少し生きやすくなった。



✴︎本のご紹介

『大人の発達障害 グレーゾーンの人たち』


こんな方におすすめ

  • 仕事や日常生活で生き辛さを感じている
  • 家族に発達障害やグレーゾーン傾向があり、接し方に悩んでいる

この本は、物事の捉え方や認知の違いを図で説明していて、とてもわかりやすかったです。

私はこの本を読んで、

「なぜお互いに話が噛み合わないのか」 「なぜ同じ出来事でも受け取り方が違うのか」

が理解できるようになりました。


✴︎発達について考えるきっかけになったドラマ

海外版の『グッド・ドクター』もおすすめです。

特性があり、人の気持ちを汲み取ることが苦手なショーンが、周りの人に支えられながら医師として、そして一人の人間として成長していく物語です。

登場人物それぞれの心の動きが丁寧に描かれていて、私は何度も感動して泣きました。

発達について学ぶきっかけとしても、人それぞれ見えている世界が違うことを感じられる作品だと思います。

⚠️日本語版や韓国版もあるようですが私のおすすめはこちらです。

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