先生の思い出。 | 山本みらいオフィシャルブログ「 Mirai's album」Powered by Ameba

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このブログがきっかけで沢山の素晴らしい出会いや数々の経験をさせて頂きました。

その原点に立ち返り、気持ち新たにブログを始めていきたいなと思っています。

2022年より、
大人の女性に向けたジュエリーブランド
SENDAN(センダン) JEWELRYをオープンしました。

こんばんは。


※今日のブログは超・個人的独り言です。

けっこう感傷的な内容ですので、

興味のない方はスルーしちゃってください。

あと、後日削除するかもしれません。



この週末、私の高校時代の恩師がこの世を去りました。


まだ若い先生だったので、こんな事想像すらしておらず

当時のクラスメートもみんな驚きました。



先生は私の学生時代の数々の先生の中でも、

特に、本当にお世話になった方。

私にとって恩師とはこの先生を指す単語です。



「オレは宝くじがあたったら教師をやめる」が口癖で、

生徒から没収した漫画を自分が読破するなど、

"テキトーに先生やってる風"だった先生。


自由な校風が売りだったウチの学校にふさわしい

"ぬる~い感じ"を装いつつ、

でも生徒が必要とするときは本当に熱い先生でした。



どうせやるなら本気でやれと、

受験勉強などさらさらする気のなかった

私に目標を持たせてくれ、当初の学力では

無理だった大学に合格するまで、

ずっと指導してくれた先生です。


先生に会っていなかったら大学には

入っていなかったと思います。



がんばってもがんばっても

到達できなかった志望校の合格ラインを前に

合格はあきらめようと思ったことがありました。


泣きそうだった私に

「自分で自分の限界を決めるな」

と言ってくれたそのときの先生の言葉。


こんな歳になった今も尚、何か選択を迫られる場面で

いつも思い出コトです。



受験シーズン真っ只中の忙しい時期に、

だれも成り手のいなかった「卒業アルバム委員」

というめんどうな係をなぜか無理矢理押し付けられ、

本気で怒った私は涙ながらに

先生に詰め寄ったことがありました。

後日、

「お前、オトコを追い詰めるタイプだから気をつけろよ」

と言われたのは忘れられません(笑)

これは、その後男の人とケンカするたびに思い出す忠告。

泣いて詰め寄っちゃいけないという、このアドバイスは一生の宝(笑)



球技大会で優勝して、公約どおり

クラス全員分のマックを買ってくれたのが

昨日のことのようです。

あのときのハンバーガーがホントおいしかった。



卒業後は1、2度会いに行ったきり、

なかなか顔を見せに行くこともなく時間が経ちました。


病気だったという事など知らず、

私立の先生は転勤もないので、

坂の上にあるあの学校に行けばいつでも会える。

そう思っていました。


今の自分じゃ会いにいけない、

もっと立派になったら会いに行きたいという様な、

現在の自分をどこか卑下している面も

あったかもしれません。


でももう今の自分すら見せに行かれないのだと思うと

正直後悔の念に駆られます。


もうどうすることも出来ない、

けれどそれと同じくらい確かな事は、


「自分で自分の限界を決めるな」という言葉は

きっと一生忘れることができないというコトです。

(勿論、男を追い詰めるなという忠告もです!)


先生という職業は大変そうで、

正直一度もなりたいと思ったことはないけれど、

これほど人の人生に影響を及ぼし得るのだから、

教職は聖職だというのは、本当かもしれません。


なんともやりきれない気持ちでいっぱいで、

どんな言葉で締めればいいか悩みます。


でもとにかく今は、

戻りたくても戻れないあの時間を大切に、

これからも人生の節目や選択を前にしたら

必ず先生の言葉を思い出そうと思っています。


先生の生徒で本当に良かった!


深い感謝の気持ちと共に、

先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。