こんにちは。
ウィッグの出張訪問専門サロン「美来(みらい)」のウィッグアドバイザー・毛髪診断士の太田です
愛知県内の病院やご自宅など、
ご希望の場所へ出張訪問させていただき、医療用ウィッグのご試着からカットまで行っています


さて、前回はちょっとセンシティブな内容を書かせていただきましたが、
今日はちょっと気持ちとか感情について、と思います
私の兄が6年前くらいに白血病に罹患しました。
このウィッグのお仕事をさせていただいているなかでしたが、突然兄が話があると実家に集合。
「病院行ったら白血病だったー」と。
突然にも突然すぎて当然びっくり。
我が家はありがたいことに近い親族にがんに罹患している人はおらず、
両親にとっては全く想像していなかったことと思います。
兄は結婚して当時小学1年生の娘(私の姪っ子)がいましたが、
兄の心配もですが私は周りの心配やら色々と。
兄は医療関係のお仕事でもあったので、全く携わっていない人よりもどこか冷静になっていたところもあったかもしれません。
けれど、両親は言葉の通りオロオロしました。
知識も情報もなく、突然息子が「白血病だった」と言われても、
どんな病気なのか?身体は大丈夫なのか?
仕事は続けられるのか??
そして何より・・・最悪のこともよぎっていたでしょう。
そんな両親を想像して兄はどこか両親の前では平静を装っていたかもしれませんね。
この話は兄がしていいからねとのことで、
はじめは特に公開するつもりもなかったのですが、いざ公開してみたら、これを読んでくださっていた患者さんからご連絡・ご予約をいただき、いざお宅へ伺って白血病の方とわかったり、サポートしているご家族様とお話が色々できたりするのであえて書かせていただいております。
白血病の治療とは・・・
宣告の翌日から突然抗がん剤治療開始・・・
あっという間につるつる状態に脱毛しました。
今思えば、母はそんな兄の姿を見てどう感じたんだろうなぁ・・・
私はその病院がまさかのいつも美来がお世話になっている病院でしたし、
兄が入院治療中も他の患者さんの病室へ訪問したりしておりました
私は当時、兄からこっそり連絡を受けていました。
深夜のメール音が鳴ると、眠れないんだなぁと思ったり・・・
けど、
私は私で、できることをしてあげようといたのですが、気づいたら心がパンパンになっていたんです。
今でもたまにがん患者さんが集まる場所へ参加させていただくことがあります。
とある、「グリーフケア」の会の時、患者さんのお話を聞いていたつもりが、
ふと気づくと、患者さんからあたたかい言葉をかけられて号泣していた自分がいました。
数年間たまっていたダム崩壊の瞬間
自分でもびっくりしましたが、そうか、私は私で吐き出すところがなかったのだな、と。
家族を支えるのは当たり前だし、
私は今のようなお仕事しているから兄のことなんてどうてことない、なんて思っていたのですが、今思えばきっと両親と兄、兄家族の間に入って全部抱えてしまっていたのだろうと・・・
どこか情けなくも、その時の患者様たちのあたたかい言葉が今でも忘れられません。
皆様その節は本当にありがとうございました。
本当にたくさんのあたたかいお言葉に救われました
ここまで長く書いたのですが、本題はここからで
先日母が両膝の手術をしたんです。
本当は人工関節の手術を・・・と思っていたのですが、結果、保険適用外のもので入院なし、メスをいれない施術があるのだと聞き、3回くらい話を聞いていざ決行。
ただ、思った速さで回復は見られず、ちょうど今が一番母のストレスもMAXの時かなぁと。
それは手術とは違ってカテーテル治療になるのですが、いざ治療日から早ければ2週間、平均1ヶ月くらいで良くなる可能性が85%。
明日でちょうど1ヶ月が経つのですが、まだ回復傾向は見られず・・・
そんなタイミングで、ちょっと海外研修の予定があったのですが色々な理由で今回は断念しました。
母はこのことは知りません。
我が家は私以外はみんな補聴器を使っています。
兄が2人いまして下の兄は今は未使用ですが、会話はなかなかスムーズではありません。
ですので、母の診察もいつも付き添い通訳です。
あっ、特にそれが苦とかではないので誤解のなきよう。
今回海外研修の予定を知ったのは今から4ヶ月前のこと。
これからもっと色々な知識を深めていきたいと思っていた時に出会った内容。
久しぶりに心躍る内容でした。
いや、内容はとってもセンシティブなことなのですが、
★私がもっとも関心のあることで、
★それが今一番行きたい国で
★それが私の誕生日に行われるのだと。
しかもその研修の主宰の方とはお誕生日が1日違いということがわかって、
すごいご縁ですよね
ちなみに今日これを書いている当日が私の誕生日ですー
おめでとう!ありがとう!
主宰さんは昨日がお誕生日。
おめでとうございます!!
何とも不思議なご縁で仕事との調整をしつつ、
ホテルも予約、パスポート準備もOKで、あとは仕事と母の状況を見つつGOしようというかんじでした。
ただ、
日が近付くにつれて、良い意味で仕事が慌ただしくなり、
母の病状はあまりよくなく、
結局研修は見送ったのです。
行きたい想いは変わらないけど、今ではないのだな、と思いました。
ただ、後悔しているわけではありません
私は若い時から大きな交通事故で1年間毎日通院したり、
不慮の事故で足3本折って(しかも右足で運転NG)、絶対安静数ヶ月・・・
そんな時も毎日母に病院送迎してもらい、介護してもらってきたんです。
母がいつかの老後のためにTVショッピングで購入したかわいい杖も、なぜか若い娘が先に使ったりと
だから、母は「あんたの生活、貴重な時間をごめんね」と言ってくれますが、
それの何倍も私は母にお世話になってきました。
だから、きっと今の母がしんどいこと(身体も心も)も理解しているし、
想いと裏腹に身体がいうこときかないジレンマも理解しているつもりです。
そんなこんなで今回のことはこんなかんじになったわけでして、
研修行きはどうなったの?と気にしてくださっている方もいて、こちらで詳細ご報告。
又来年以降のお土産をどうぞ楽しみにお待ちください
そんなこんなで、
母本人のQOL・生活の質の向上や
私や父、家族の生活の質の向上を追い求めて過ごしているわけですが、
お互いに配慮しつつ、できる人ができることをしている、それだけで十分な気もします。
まぁ、言葉で書くのは簡単なんですけどね
このブログを書いている瞬間にもどこかで誰かが闘っているわけでして、悔しかったり悲しかったり、あったかい気持ちになったり色々なことがあるかと思いますが、それで普通なのだと思います。
以前足を折って絶望的になったときに当時の医者に言われました。
普段痛みには強いはずの私が、医師を全力で憎むくらいの激痛で号泣しました。
先生は「俺を掴んでも殴ってもいいから今一瞬のこの治療に耐えてくれ」と。
先生を掴むことはできなかったけど、ベッドの柵が壊れるくらい握りつぶしたことを覚えています。
人前で発狂したのはきっと一生であの時だけだと願いたいです
全然回復が見られなくて気持ちばかり焦っていた頃、
私 「先生、私の足はもう治らないんじゃないの??」
先生「バカか!治すために治療しているんだろうが!!!!!」と。
あの時そんなファンキーに接してくれた医師に今でも感謝しております
今何かと闘っている方たち全て、どこかふっと軽くなるように抜ける場所があるといいな、と思います
長くなりました。
最後までお付き合いありがとうございました。
今日は誕生日でもありましたし、
母のこともありまして、「生きる」って考える時間にもなりました。
そんな時に、たまたま「いのち」をいただきました

以前コチラでも書いたことのある青森県のラグノオささきさんの「いのち」っていうお菓子。
中にはクリームが入っており、色々な味が期間限定で楽しめたりもします。
今日はたまたま「栗」がありまして、刻んだ栗が美味でした。
どこかで見かけたらぜひ食べてみてください(^^)
以前、りんご味の「いのち」を食べた時のできごとも書いております
素敵なお菓子です
なぜか節目節目でこのお菓子が目の前にやってくるんです
今日もおいしくいただきました。
さて、こんな時間からですが病院へ行ってきます
美来では、ウィッグの助成金に対応した書類をお渡ししております。
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美来では、常時50種類以上のウィッグをご用意しております。
どんなウィッグがあるのか気になる方は事前に公式LINEへご登録いただけましたら、お写真をお送りすることもできます
どうぞお気軽にご連絡ください。
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