万葉というと、
最近では
万葉の湯も有名で、
なかなかいい温泉のスーパー銭湯だよね♨️
と思う人もいるかもしれませんが笑
万葉と言えば
万葉集
編纂が始まったのが西暦766年ごろ
大宝律令によって身分制度などが
はっきりする前の歌集で、
天皇をはじめ、
貴族、農民、遊女、乞食
身分の上下に関係なく、
歌の良し悪し、
もっと言えば、
歌に宿る言霊の力で広く集められた歌集です。
万葉集に多く歌が掲載された柿本人麻呂は、
大柿の木の股から生まれた
と言われていますが、
これはつまり、
出自が不明あるいは賤しいものと認知されていたものの歌であっても、
良いものはいいと評価され掲載されていたわけです。
西洋の神の前の平等、
ローマ帝国の法の前の平等、
これらに対して、
日本の場合は
歌の前の平等
だったわけです。
その精神が受け継がれているのが、
毎年1月に行われる
歌会始め
年齢や性別も職業の区別も関係なく、
いい歌が詠めれば参加できる。
まさに歌の前の平等であり、
1300年前の万葉の心そのものが
現代にもそのままあると言えるのです。
そんなことは
ある意味奇跡ですね✨✨
そして、その万葉の心がはっきり現れていると思える出来事が
来年1月の歌会始めに、
新潟市江南区の高校2年生、藤井大豊さん(17)など、10人が入選しました。
藤井さんは、書道の授業に真剣に取り組んでいる時の心情を詠んだということで「短歌も授業で学んでいますが、今回の作品は、詠み上げたときにこれまでにない手応えを感じ、95点くらいの出来だと思いました。」
まさに、
この「手応え」が歌に宿る言霊なんでしょうね✨✨
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201225/k10012783091000.html
何気ないニュースですが、
脈々と受け継がれる文化の流れを
感じられるニュースでした。