私が好きなレンズの画角が、35mm、50mm、85mm。

その中でも、50mmは、「中途半端な」好きなレンズである。

 

 

「ニコン NIKKOR AF-S 50mm F1.4G」

 

最近のお気に入り。

ズームレンズはある程度絞って使っちゃうが、単焦点レンズは開けて撮ることが多い。使っていると粗も見えるが要は使い方次第と思ったレンズ。

開けると柔らかく、絞ると画像が締まって、画質の切れが出てくるが、最新のレンズのようにキレッキレではないので、逆に使いやすい。ピント位置が近距離ではF1.4-2.5辺りは少しボヤっとするが、中距離~無限大だと開放を外せばそこそこシャープだと思う。

後ボケはほんの少し気を遣うが、経験値で何とかなりそう。

レンズ本体が軽いので、常にカメラに装着してある。

 

 

レンズの描写は当然写真の出来に反映されるが、このレンズも、「気持ちの上で」写真の出来に反映される。多分、50ミリの画角は好きなんだけど、自分の距離感にあっていないんだと思う。初めは、構えてから大体引かないといけない。慣れてくるといいんだけど、少しだけ違和感を持ちながら撮影する。それは緊張感を生み、弛んだ私の心に気合を入れるのだ。

 

 

ニコンには銘玉と言われる、NIKKOR AF-S 58mmF1.4Gがある。

ニコンのセールスマンは当然ながら58mmを進めてきたが、私の欲しかった画角は50mmである。とりあえず、この50mmにしたが、いずれは58mmに手を出してしまうんだろうなぁ。こうして、レンズ沼にはまっていくのである。

 

ミライ