「かわいい猫さんやな。ほら、足が、いち、にい、さん、し」。
「絵本」を読んでいた女性職員が全盲の女児(5)の手を取り猫の足に持って行く。
布や毛糸が貼られた絵は立体的で触ると何が描かれているかわかる。
「ヒゲはどこ?」と職員が続けると、女児が手を顔の中心へ少しずつ動かす。
「そうそう!」と褒められるとうれしそうな顔を見せ、今度は「目」を指先で確かめ始めた。
これは、遊びや運動を通じて視覚障害児の能力を引き出すことを目標とした、京都にある「視覚支援 あいあい教室」で行われてる様子。
全盲や弱視など、目の不自由な子を支援している施設です。
子供たちの『知りたい』『楽しみたい』という意欲を引き出すことが、視覚以外の触覚や聴覚などを伸ばすことにもつながるそうで、さらに、不安を抱えた母親が、情報共有できる場としても必要とされています。
この記事を見た私は、受験戦争や出世競争がし烈で、よく親につつかれて悩んだ経験があったことを思いだしました。
ことごとに周りの同年代と比較され、尻を叩かれ続けたような気がして、プレッシャーに押しつぶされていた頃を。
そんな時代でもあった。そんな時代でもどうにかこうにか今という人間を形成してきましたが
ほとんど、逆行してた気がします(笑)
そう思うと
好きなことを見つけて、それを追求していく。遠慮せずに。
それが1番大事なのです。
徹底的に遊ぶのだって、才能がなくてはできないことで
スポーツとか、音楽とか、普通は遊びと思われているものに徹した人が、その経験を武器にどれだけ活躍しているか。
考えてみればいい。
これを才能というのである。
何も好きなものがないという人もいるかもしれないが
色々なことには好き嫌いの順序があるはず。
その中で1番好きなことをやってみればいいのです。
嫌いなものを好む必要もなく、ならば新しい好きなものを見つければいい。
夢に負け、夢を追う。この繰り返しが、”幸せになるため”なのだろう。
私たちは、いつでもスタートラインにたてることを
忘れてはならない。
★あいあい教室のように0歳から視覚障害児を受け入れる教室は全国的に珍しい。
聴覚や手足に障害がある子供に比べ、目が不自由な子が少ないことが大きな理由という。
行政などが各地に小規模な教室を開設することを願うばかりです。
そして、今あるこういう教室を、皆さんがどんな場面にも当てはめられるように。
そう伝わればと、思います。
~yasuzou~