【ちょっと変ったアンケート集計表示】
今回はExcelが標準で持っているグラフ機能を一切使わないアンケート集計結果表示のご紹介です。
このアンケートは、あるテーマに沿った複数の取組を、お客さまが実施しているかどうかを回答いただき、
その結果表示としては、お客さま自身が実施しているかどうかを明示するとともに、全体の実施傾向(取組んでいる/いない)も表示することを目指したものです。
これまでの集計結果とは大きく違うので、最初は見慣れるまで、理解するまでに時間がかかるかもしれません。
【アンケート結果表示】
この表示の前提として
①あるテーマに4つの質問があり⇒90度ずつで4質問で円が一つ
②外周部がお客さま自身の取組
青=取組んでいる
オレンジ=問題と認識しているが取組んでいない
空白=問題とはならない、無回答
③その内側は全体の傾向で、空白相当回答を除き、アンケート回答全体で
薄い青:取組んでいる割合 半径方向の長さがその割合
薄いオレンジ:問題と認識しているが取組んでいない割合
※ 薄い青+薄いオレンジ=100%
【ソースコード例】
1/4円を描くソースコード例です。
原点の位置と角度の決め部分さえ慣れてしまえば、応用は簡単です。
'第1象限 X座標,Y座標,X方向径,Y方向径
ActiveSheet.Shapes.AddShape(msoShapePie, 230, 50, 150, 150).Select
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(1) = -90 ' 角度指定
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(2) = 0 ' 角度指定
'第2象限
ActiveSheet.Shapes.AddShape(msoShapePie, 220, 50, 150, 150).Select
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(1) = -180
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(2) = -90
【その他の応用】
今回は、Officeが標準で持っている図表部品を応用しました。
他の部品だと「顔」が使えそうです。
例えば、口の形を何かの数値に応じて変化させてあげます。
'スマイルフェイスを追加して
ActiveSheet.Shapes.AddShape(msoShapeSmileyFace, 50, 50, 100, 100).Select
' まずは、ムッ として
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(1) = -0.04653
' 口は水平
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(1) = 0
' そしてニッコリ
Selection.ShapeRange.Adjustments.Item(1) = 0.04653
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上手く使えば、これまでにない集計結果や分析結果の表示ができますね。