未来えんじんは 「かつしか子育てネットワーク」や
「かつしか子ども若者応援ネットワーク」といった
区内で子育て支援や子どものための活動をしている団体のネットワークに
参加させてもらっているのですが
そのご縁でお世話になっている区会議員のKさんに
”ペアレントメンターの活動について話してもらえないか” というご依頼をいただきまして
先日 Kさんのミニタウンミーティングに伺いました。
Kさんの支援者の方を中心に いろいろな立場の方が集まる場所なので
まずは ”発達障害とは?”といったところから
東京都のペアレントメンター養成・派遣事業について
葛飾区におけるペアレントメンターの活動イメージなどについて ご説明しました。
ペアレントメンターの活動には
グループ相談会、個別相談、保護者向け/支援者向け学習会・講演会の開催
障害者理解啓発活動など いろいろなスタイルがあり
どんなやり方で活動するかは それぞれのメンターによって異なるかと思いますが
私達「未来えんじん」の場合 現在のところ活動のメインは”ぴあカフェ”となっています。
(これも トーク重視のミニ版や、テーマを設けたワークショップ、ゲストをお招きしての学習会と いろいろなパターンがあります。)
最も大事にしているのは 私達はピア(同じ立場の仲間)であること。
メンターとしてファシリテイター(進行役)を務める私達も参加者の皆さんと同じ
発達に課題のある子の保護者なのです。
だから 一方的なアドバイスや情報提供を行うのではなく
参加者全員の双方向の・相互間のコミュニケーションの中から生まれる
エンパワーメント(その人の持っている力を引き出す)を大切にしたい-。
それが「未来えんじん」の特色でもあり、私達の矜持(自負とでもいいますか)でもあります。
私達の話を通じて、いかに親支援が大切か ということが参加者の皆さんに
少しでも伝われば嬉しい限りです。
後半は 質疑応答というか、意見交換となりましたが
やはり、生涯を通した支援の大切さ、それには家庭・福祉・教育の連携が重要。
本人支援は少しずつ充実を見せてきていますが、親支援はまだまだ。でも絶対必要
ワンストップで必要な支援に届く行政の窓口の必要性 など
様々なご意見が聞かれました。
今回、参加されていた他団体の方とご縁ができたり
以前私の子育てを支えてくださった支援者の方々にも久しぶりにお会いできたり と
私達にも有意義な時間となりました。
このような機会を与えてくださったKさんに感謝しています。
ありがとうございました。
日頃から 子どものため、子育て支援のためご尽力されているKさんの
今後益々のご活躍に期待したいと思います。
そして、私達もまた親による親支援の活動に邁進していきたいと考えています。
行政になければ、とりあえず民間でもいいからできることをやるしかない のではないかと
思うのです。
少しずつでも形にしていって、それを必要としている人に届けたい。
私達が子育てに悩み、迷う中で支えてくれた人の暖かい心を
次の人に”恩送り”として受け渡したい。
そういう想いが、「未来えんじん」のエンジンを動かすパワーになっています。
by suzu