　前回まで、「ベルメウスの時代」で新しい視点のスピリチュアルをお届けしました。

今回は、そんなスピリチュアル感覚を使い、ヒーリング、オーラリーデイングをやらせていただく中で見つけた、スピリチュアル能力を身に付ける手法やそれらを実践した方々のお話しをさせていただこうと思います。

そして皆さんにもスピリチュアル感覚を感じていただき、生活に活かしていただければ幸いだと思います。

　この本は1997年に出版されたものに一部加筆、修正してお届けします。

　尚、この文章にはヒーリング的な内容が記されている部分がありますが、決して医療的な治療などではなく、あくまでスピリチュアルなヒーリングのお話しであることをご理解下さい。

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●第六感、虫の知らせ、第一印象

　武道を習った方なら経験があるかもしれませんが、人間には相手の気配を感じるという瞬間があります。

　別の言い方をするなら、気迫とか殺気などとも言うこともあるでしょう。

　剣道でも達人ともなると相手と向かい合った時に、打ち込んでくる瞬間が、動く前に一瞬感じることがあると聞きます。また、人間が真剣になると、その真剣さは表情や目つきという外見的なことではなく何となく気迫で伝わってくることは多いでしょう。

　多くの会社のベテラン人事担当者は一様に、面接にくる人物の外見からだけでなく身体から発っせられるオーラというか気迫を感じるといいます。これは単に気負って一所懸命な人というよりは、黙って座っていても気迫が伝わる人間がいるということです。

　「虫の知らせ」という現象も昔から伝えられています。

　自分の親しい人の身に何かがおころうとした時など、「どうしても嫌な予感がして注意した」とか、大きな飛行機事故などの際には、必ずと言っていいほど予感によって搭乗せずに難を免れた人の話などはよく聞きます。

　私の知り合いにも、この「虫の知らせ」をよく感じる女性がいます。

　彼女の特徴は、自分を含め親しい人達の交通事故場面を夢で感じるというのです。最初は自分でもあまり信じていなかったようでしたが、夢で事故の場面を見るとかなりの確率でその事故がおこってしまうそうです。

　あまりの確率の高さに自分でも怖くなり、私のところにアドバイスを求めてきたことがあります。

　そのアドバイスにより彼女は自分で「確立が高そう！」と感じた予感には、「場所、時間、車種、関係人物等」を冷静に分析し、夢に見た場面と同じ状況がおこらないように工夫し、危機回避をし、生活に大いに役立てているそうです。

　「虫の知らせ」現象にはこのようなこともあります。

　以前、遭難事故がおきた時、その家族は遭難者の生還を最後まで疑わなかったそうです。家族としては誰でもそう思いますが、この家族の場合はちょっと違っていました。

　ある日になって家族は自分の感じた場所に出向くと、そこに遭難者が生還してきたのです。

　その家族の話すことには、遭難者の声が「常に聞こえていた」というのです。そして「いつごろ戻るから！」という感覚を得ていたといいます。遭難した本人に聞いても、毎日家族に語りかけながら漂流していたということでした。

　また家族への語りかけが唯一の楽しみであり、生きる救いになった、というのです。

　これはニュースにもなった実話で、人間のオーラ・コミュニケーションの不思議さを示す実例でもあります。

　ここまではっきりとした感覚でなくとも、何となく感じるという第六感や虫の知らせ等の感覚は一度や二度は誰しも感じたことがあるかも知れません。

　初めて人を紹介された時などはどうでしょうか。

　会話やおつきあいを始める前に何らかの印象を抱くことでしょう。

　第一印象と呼ばれているものです。

　よくあるのは、「第一印象はあまり良くなかったのですが、付き合っているうちに別の面が見えてきて、信頼をしたら騙された。

　やはり第一印象が正しかった」という話しです。

　人間は肉体的な感覚の他に、何かのエネルギー交流があるのではないか！？　という話です。

to be continued

超呼吸法 Vol.13【「虫の知らせ！」って何！？】