こないだ全てのやる気をなくして会社を1週間休んだ時に、今は別々の勤務地だけど若い頃から一緒に仕事をしてきた後輩がLINEをくれた。



「コウさん、お休み中に山に登りましたか?」



私は公言はしていないけどたぶん山登りが好きで、定期的に登ってるから趣味と言ってもいいと思うんだけど、その後輩にはその事を以前伝えていたから、なにかリフレッシュをしたか?という意味で聞いてくれた。



「登ってないよ笑笑。心配してくれる人に申し訳なさ過ぎて休み中はほぼ家に引きこもってたよ」


と、返信。



でも後輩がそれを聞いてくれたから思い出せた。

新緑も気持ちいい季節だしGWに山登りでもしようかな。


そんなふうに思っていたら、私の好きなブロガーさんがこんなことを記事にした。



『 もしもあなたの命が、

あと1年しかなかったら、
どうしますか?

好きでもない仕事なんて辞めて、
大好きな山登りに行きませんか?』



これが出だし。

思わずニヤけた。

これ、自分に言われてるのかな?



これはもう実行しないわけにいかない。

高尾山までは約2時間。混む時間は避けたい。

よし、7時から登り始めよう。そしたら4時起床だ。

そのためには21時には寝よう。


全て逆算してスケジュールを立て、いざ出発。

6時間は寝たけどさすがに4時起きは慣れてなくて頭が働かない。

行きの電車はウトウトしながら予定通り7時に到着。



以前登った稲荷山コースが気に入ったので迷わずそこから入山。

緑が多くて人もそんなに多くない。空気も美味しいし人も優しい。これこれ、自分が求めてたのはこれだ。


稲荷山コースは麓の看板では100分の表示たったけど、70分くらいで到着。






天気も良くて富士山もくっきり。

山頂はまだ溢れかえるほどの人はいなかった。

コンビニで買ってあったおにぎりをパクリ。



帰りの片道分のリフト券を事前購入していたけど、なんだか下りも歩きたいなと思って登ったらコースを戻ることにした。


下りの方が緑も登山道も良く見えて、足もスムーズに動いた。

よし、これからすれ違う人に自分から挨拶をしよう。


登山をされる方はわかると思いますが、見ず知らずの人ですがすれ違い様に「こんにちはー」と挨拶するのが登山者の礼儀?なのかな。


25歳の時に初めて富士山に登った時、下ってくる人が挨拶してくれたり、がんばってくださーいと励ましてくれたりして、それがなんというか登頂を志す仲間意識みたいに感じてすごく嬉しかった。


登りは息が切れたりしてほぼ挨拶はしなかったけど、登っていく人を励ますつもりでやってみよう。

すると、こちらから声をかけるとほとんどの人が返してくれた。声が小さい人、恥ずかしそうな人、元気な人、無視する人、先に挨拶をしてくれる人、ろんとに色んな人とすれ違ったけど、声を出さなかった人はほぼいなかった。


まぁ、無視されてもいいや、自分が決めたことだからやってるだけで。という気持ちでいたから、無視されてもすぐに切り替えた。だってほとんどの人が返してくれたから。



その場限りの一瞬の出会いだけど、そういう場所での一期一会が、自分は好きなんだなぁと、好きなことを見つけられた1日でした。










下りは約1時間。
10時から開店してくれた蕎麦屋に直感で入店。
写ってないけどビールも美味かった。


次はどこの山に登ろうかな富士山