Cowards die many times before their deaths.

臆病者たちはその死を迎えるまでに、幾度も死ぬ。


今回は、ことわざではなく名言、名句

私の好きな名句で、シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』の一節である。


Cowards die many times before their deaths,

The valiant never taste of death but once.    (Julius Caesar, II ii 32-33)

                    

臆病者たちはその死を迎えるまでに、幾度も死ぬが

勇者はただの一度を除いては、死を味わうことはない。


臆病者は死を恐れるゆえに、幾度も死と同じ苦しみを味わうが、勇者は死を恐れることはない。死は免れがたいものであり、来る時は来るのだから、その死を受け入れよう。

シーザーは暗殺の噂が流れる中、自分の身を案じて外出を思い止まらせようとする妻カルパーニアにこう言ってのける。


この後、シーザーはブルータス一味に殺害されてしまう。シーザーは倒れる前にあの有名な台詞をはく。


Et tu, Brute?  [エ トゥー ブルート]

おまえもか、ブルータス?


ラテン語で、And you, Brutus. の意味。


Et tu, Brute? Then fall, Caesar!    (Julius Caesar, III, i, 77)

おまえもか、ブルータス。それなら、倒れるがいい、シーザーよ。




余談です、7月(July)は Julius Caesar の誕生月で、彼の名前

Julius に因んで名づけられたと言うのは有名ですが…

この後、BC27年、Augustus の称号を受け初代ローマ皇帝となった、Octavianus (BC63~AD14)は自分の誕生月である8月(August)に自分の称号をつけ、しかも、元々30日しかなかった8月を7月と同じ31日とした。当時、3月から始まり、2月で終わる暦を使っていたため、年末の2月が1日少なく、28日になってしまった。