《 ②の続き 》


【 大東文化大学 × 武蔵丘短期大学 】


ここまでの両大学のリーグ戦の成績から大東大が楽勝すると思うのは当然の流れで、第2セットまでは実際そうだった。
その第2セットは、古見麗子(市立川越高・卒)が中盤でのツーアタックから流れを一気に引き寄せて抜け出せたもの。
第3セットからの違和感は、恐らく半透明の屋根(※代々木のオリンピックセンターみたいな感じ)に影響されたんじゃないかと。この日の太陽の照射は強くも弱くも無く中途半端、それに試合の時間帯が夕方になりつつあって、分刻みで変わる明度に何らかのストレスを感じてもおかしくは無かったかなーって。
第4セット中盤で丸一佳夏(細田学園高・卒)を途中投入してそのまま置いたが、相手の勢いが増したホンの少しの差で黒星を喫する事となる。







武蔵丘短大は、上部カテゴリーのバレーボールとしては『攻撃、先ず“絶対エース”有りき』という稀な戦術を敷いてて、セッターの平川里菜(八王子実践高・卒)はサーブレシーブからのトスで攻撃を散らす事はせず、“絶対エース”へボールを集めていた。
その“絶対エース”の村井彩菜(常総学院高・卒)は攻め疲れするんじゃないかと思うぐらい、第1セット序盤からスパイク打ちまくっていた。まー、武蔵丘短大を見るのは初めてだが彼女のプレイを見るのは偶然重なってる二回目で、初めて見たのは東京開催年のインターハイ。トーナメント抽選運の悪さで、初戦の相手が強豪の京都橘高でさ(笑)。
何故かガンプラビルドファイターズトライのギャン子を思い出させた常田美夢(春日部共栄高・卒)、見掛けに反して強打は稀で、クイックが軸な謎(笑)。そして、ブロックのレベルは見掛けには勿体無いぐらい低くてねー。
この試合の“重い扉”を開けたのが松坂芽実(八王子実践高・卒)。ブロックは良かったものの彼女で得点重ねる事が中々出来なくて、第3セット終盤に得点重ねる事が出来るよーになって試合の流れを引き寄せ、第4セットで決定力が上がってフルセットに持ち込む中軸になり得て、攻撃の軸が整ってリーグ戦初勝利を掴み取ったのでした。


















【 1部と2部の比較 】
やっぱ、攻守のクオリティが違ってたねー。サーブレシーブにしても、トスワークにしても、チームの持つ攻撃力の効果的な使い方にしても。
あと、2部の選手名での検索は殆どされてねー事が“違い”かなー(笑)。





《 おしまい 》