《  その1 からの続き  》



広島で“のぞみ99号”から降りて、新幹線口の自動改札をそのまま抜けて山陽本線へ乗り換えた。自由席特急券は品川→広島でも、乗車券の有効区間は『都区内→広島市内』である。


山陽本線は岩国で下関行き列車に乗り継いだ。所要時間は3時間9分。このうち、徳山駅停車は11分(笑)。
車窓から見える周防灘は好きだ。同時に、人の居なくなった木造家屋に対する瀬戸内海の潮風の厳しさも好き。時間の経過と共に、潮風による瓦解が自然と進んでる。この無常感が堪らない(笑)。
広島県と山口県の車窓で際立ってたのは、バスケットボールのゴールのある一軒家の多さ。そこはちょっと面白かった。


櫛ヶ浜駅構内の線路切換ポイント近辺に、業務上の注意喚起看板が新しく建てられててニヤリとした。以前ポイント切り換えでやらかしてさ、岩徳線と跨いで1時間の遅延呼んでたんだよ。岩国~下関間での『10分以上の遅延』は、最低30分以上になるのを意味する。旅客列車本数が少ないから(苦笑)。


乗ってた列車は、宇部駅で接続する宇部線が3分遅延でこれに呼応。予定してた下関での接続はどーなるかと思ったが(※門司行きとの接続時間が同じくらいだったので)、終点の下関に到着して門司行きの車両に乗り込んですぐにハプニング発生で、ギリギリの接続だった筈だったが精神的には落ち着いてしまった。
その『ハプニング』、学生が座席に定期券を忘れてった事だった。この編成のJR九州の車掌に届けたが、折り返しすぐの門司行きの業務に就く為に困惑され(→この車掌が同じホームに居たJR西日本の駅員に届けて落ち着いた)、恐らく30秒くらい遅れて出発したんじゃないかと。



関門トンネル抜けて、終点の小倉で乗り換える。門司港始発だった快速荒尾行きに乗って、博多まで。
博多に降りたホームにある駅ラーメンでラーメン食うのは、快速荒尾行きで博多着いた時の習慣と化した。ラーメン食べながら特急列車の到着を眺めていられるのは、贅沢な時間。“のぞみ99号”の車内で菓子パンを食べて以来のメシだった。

窓口の改札で新幹線乗車券と青春18きっぷを見せ、新幹線乗車券を回収してもらって青春18きっぷに乗車印を押してもらった。早朝の都区内で改札入ってから、『出口』には出ていなかったのでね。


博多から福岡市交通局の1日乗車券買って唐人町まで行き、HKT48劇場に到着した。



《  その3 へ続く  》