仕事の話を友達にすると「怖い」って言われることが多かった。
売り上げ
頭の中にあるのは、いつもそんなのことだった。
楽しむだけなんて、正直綺麗事
わたしは、仕事をすればするほど怒り狂ってた。
肉体疲労はあるものの、精神疲労がほとんどない。
今までの戦いが嘘みたいで
そう思う気持ちがあまりにも強過ぎて苦しかったんだ。
楽しい
わたしには、もうとうに消えかけていた感情だとさえ思ってきた気持ちだった。
ずっと。
それは、いつだって臨戦態勢だったから。
今になんていなくて
売り上げ
成果
仕事がどれくらい利益を増やしているか
次はどんな仕事をしたいか
次の展望は
どうやって販路を拡大する?
会社が潰れた時にもやっていけるだけの人脈を作らなくちゃ
成果を出して認められないと
成果を出して魅力的な人になりたい
自立して、成功者とも対等にやりあえるようになりたい
頭の中にあるのは、いつもそんなのことだった。
楽しむだけなんて、正直綺麗事
時間を無駄になんて出来ない
お金を稼がなくちゃ
いつだってそんな風だった。
そして、実際クリエイターと言う、どこに評価基準があるか分からない仕事で営業だって必死にやって、売り上げをいつだって伸ばしてきた。
なのに、評価されることはなかなかない。
なんでなの?
いつもそう思ってきた。
あの人より、わたしの方が仕事ができるのに
あの人くらいの仕事なんて、わたしだってできるのに
あんなクオリティー?
いつだって臨戦態勢
わたしは、仕事をすればするほど怒り狂ってた。
ずっと怒ってた。
ずっとずっとずっと。
それが、今、今までのお給料の1/2程度の仕事を始めて一変している。
あれ?
こんなに穏やかに仕事ってしてもいいの?
あれ?
こんなに焦らなくてもいいの?
肉体疲労はあるものの、精神疲労がほとんどない。
お金のことだけ考えれば、食べていけない…
でも、その仕事をしようと思った時に言われた
その社長さんの言葉が頭の中を過ぎる。
「その働き方を続けてたら、お金があっても潰れるよ?
もう、その働き方を辞めたいって思ってるんだよね?
もう、そこに気付いてるのなら1度水準を下げてでも変えた方がいい」
その言葉の意味が分かった気がした。
仕事の後
わたしはボロボロと涙がこぼれ落ちてた。
こんなに穏やかでいいんだって。
間違えてもいいんだ、失敗してもいいんだ。
自然体でいいんだ。
今までの戦いが嘘みたいで
そして、わたしが求めてた感覚ってこれだったんだと気づく。
家庭的で、成果とか稼ぐとは縁遠い性質の自分が嫌いだった。
女性的な自分が本当にやだった。
平凡なんて嫌で
もっと特別になりたかった。
そう思う気持ちがあまりにも強過ぎて苦しかったんだ。
いつも戦うからストレスで
怒り狂って口から出てくる言葉は文句ばかり。
それはやっぱり物凄く無理しているからだった。
それだけ苦しかったということ。
でも、もうそんな成果を歯をくいしばってガムシャラに追いかけなくても良いのかもって思えた時
わたしの中にある感情が現れた。
楽しい
嬉しい
わたしには、もうとうに消えかけていた感情だとさえ思ってきた気持ちだった。
この気持ちを暫く大切にしていきたい。
その先に見えるものを見てみたいから。