前回の続きです。
その瞬間、わたしの頭の中では色んなパズルのピースが合わさる。
はじめて、お父さんにそう言った。
わたしの中で、プツリと糸が切れた。
わたしは悪くないと思うけれど
なんで、いつもビクビクしないといけないの?
そうお母さんに言われた。
被害者とか、加害者とかそういうことじゃない。
この無視ゲームは正直いつまで続くか分からない。
わたしのささやかな反抗が始まったのだと思う。
それは突然起こった些細なこと。
実家に帰り、ご飯を家族で食べている時のこと
お父さんはどうやら機嫌が悪い。
そんなお父さんにお母さんがおかずを勧めて、お父さんが断る。
それなのに、お母さんが、また、良かれと思っておかずをお父さんのお皿の中へ
そして、お父さんがブチ切れる。
「いらんって言ってるだろ!」
その瞬間、わたしの頭の中では色んなパズルのピースが合わさる。
あ、これ、ヒステリーの子と同じだ
あ、今の仕事の社長と同じだ
あーやっぱり、わたしは、この人が根源で、いつもこの人に怯えてるんだ。
そう頭の中の計算機がはじき出した。
「そうやってすぐに機嫌悪くなるの辞めて欲しい
なんでいつもビクビクしないといけないの?
機嫌悪くなるの怖くていやなの」
はじめて、お父さんにそう言った。
人生ではじめて。
当然お父さんは受け入れるはずもなく
「いらないって言ってるのに入れるのが悪いんだろ!!!」
わたしの中で、プツリと糸が切れた。
「もう、無理帰る」とわたしは家を飛び出した。
飛び出してトボトボ歩きながら、もう一度自分の気持ちを確かめる。
わたしは悪くないと思うけれど
これで帰れば、お父さんと同じ
同じ穴のむじなになるし
お父さんは、あたしがキレて帰ったとしか認識しない。
それでは意味ない。
そう思って、ふたたび家に帰る。
家に帰っても、当然お父さんは無視。
家に帰り、お姉ちゃんに「明日病院に行きな」と言われて…
わたしはもう限界に達する。
なんで、いつもビクビクしないといけないの?
お父さんの機嫌に合わせて先回りしないとならないの?
先回りして怒らせないように気を付けてるのに…
小さい頃からいつもそう。
キレて、無視。
1週間無視される子どもの気持ちわかる?
お父さんにキレられないように気に入られようと努力してきた。必死で仲良くなろうと、理解しようとしてきた。
あたしが、なんでセラピーに通い続けたかわかる?
お父さんのトラウマばっかりだよ。
なんで、なにも悪くないのに、お父さんの機嫌に合わせて、お父さんの感情のコントロールが出来ない未熟さのサンドバッグにならないといけないの?
機能不全の家庭で育ったら、自己肯定感なんて育つわけないし
自分が常に悪いって思うしか納得出来る方法もない。
こんなのDVとなにも変わらないし、ただ、お父さんが依存して甘えてるだけで
お父さんの問題なのに、なんでわたしはこんなにビクビクしないとならないの?
なんでお父さんのことで出来たトラウマで人生の前提から崩壊させられないとならないの?
もう、わたしは大泣きだった。
それを見たお母さんが、泣きながら抱きしめてくれた。
こんなこともまた人生ではじめてだった。
「そんなに我慢しなくていい。そんなにずっと気を遣ってたとは知らなかった。
お母さんもお父さんをほっとくことで助長させてしまった、ごめんなさい」
そうお母さんに言われた。
お姉ちゃんも、お母さんもお父さんの言うことは基本相手にしないし、スルーも出来るし、反発もする。
でも、わたしは出来ない。
怒鳴られるとパニックになってしまう
お父さんは可愛がってくれてるし、溺愛されてるのも分かってるし、家族で1番目をかけられてるのも知ってる。
だからずっと我慢してきた。
目に入れても痛くない程可愛がられてるのも知ってる。
だけど、それは気に入られる努力をしてきたから手に入れられただけで、条件付きでしかない。
いい子で、お父さんを怒らせず、気に入られ、お父さんの味方をすることで確立してきたポジション。
でも、反発すれば、一瞬にして無視と言う状況に転落する。
それが、幼少期のわたしの愛の前提。
こんな不安定な愛なんてないし
ありのままを愛されてる感覚なんてあるわけなかった。
これが、わたしがアダルトチルドレンになってしまった発端。
被害者とか、加害者とかそういうことじゃない。
そういう事実があると言うこと。
そして、わたしはある程度尊厳が回復してきて
もう、自分が悪いなんて2度と思いたくない、自分を守ろうって思った。
だからこそ、もう勘当されてもいいとさえ思った。
案の定、お父さんは無視を決め込んでいる。
そして、わたしはもうそこにビクビクする気もない。
罪悪感を植え付ける策にまんまとハマる気などない。
もう、無視され続けてもいいや
もう、前みたいに目に入れても痛くない程可愛がられなくてもいい
もう、ずっと冷戦でもいい
それでも、わたしは、わたしが嫌だと感じることを言う
そう誓った。
この無視ゲームは正直いつまで続くか分からない。
そして、機嫌が戻ったとしても、だからって今までと同じにはいかない。
いかせるつもりもない。
わたしは、もうお父さんに好かれるために頑張りはしない。
それで嫌われても、もういい。
わたしはお父さんに対して反抗期がなかった。
実家を出る時も、確か冷戦が続いたような気がする。
今が、多分反抗期ではあるんだよね。
でも、もう…
お父さんを幸せにする為に自分を犠牲にしたくはない。
わたしのささやかな反抗が始まったのだと思う。
でも、わたしはお父さんと対峙しないと、このヒステリー問題、ヒステリックな人を引き寄せてしまうことが終わらない気がしている。
いつも泣き寝入りしてきた。
でも、もう泣き寝入りしたくはない。
お父さんにも自分のことを見つめ直してもらいたいって思ってしまう。
お父さんは、きっと唯一の味方からの裏切りに戸惑って拗ねていると思う。
でも、それはお父さんが昇華していくしかない。
わたしはわたしで腹をくくった。
わたしは、もうこの状況から逃げたくなどない。
そして、もうこうなったら、好かれる為に気を遣ってきたことを一切辞められるので、とても気楽になれる。
まだまだ時間はかかると思うけど
わたしは、わたしの気持ちを否定するのをやめる。
お父さんに変わってほしいと強要は出来ないから
わたしはわたしで境界線をぴっちり引いてやっていくだけ。
もう、頑張れないから。
わたしはお父さんにとって都合のいい娘でいるのをもう辞めたい。
ひとりの人間として扱われたい。
尊重してくれない関係など要らない。
例え親でも。
わたしはわたしを不当に扱うのを見過ごすことはもう出来ない。
状況は悪いかもしれないけれど
それでも、わたしはわたしを守ることが出来たことにホッともしている。
自分が悪いと思ってきた自分にも心から謝りたい。
アダルトチルドレンにしてしまってごめんって心から思う。
お父さんといつか心穏やかに過ごせる日がくるといいなー
どんなに言っても親だから。
でも、人を尊重しない、人の存在を否定するお父さんは大嫌い。
今はそれでいいかなと思う。
わたしは、もう自分を傷付ける人を許さない。
だから、親と言えど、心無い言葉は自分の中に入れない。
そう力強く思う。