約7年もだらだら続いた「長い春」からプロポーズに至るまでのお話を

シリーズとしてお伝えしています。

 

これまでのお話はこちら

     

夢がかなうまでのお話⑦ 突き刺さる真実、襲う絶望 リリブロ大阪講座・初日

 

あれほど楽しみにしていた講座でしたが、

よほど自分の中で依存を指摘されたのが

痛烈すぎたのでしょう。

一気に気持ちが落ちてしまってから、

半ば自暴自棄でした。

 

なぜか講座は2日間でも

間1ヶ月は空いています。

 

エネルギーを調整するための期間だったのかもしれませんが、

変化を感じるよりも日々の生活に追われる一方でした。

 

もやもやを感じるだけで、

なんかよくなる気が一切しません。

 

・・・まあ、やっぱり今回も駄目だったのかなと

正直諦めかけてました。

 

でも。

受ける前には

あれほど講座にかけていた気持ちを思い出せば、

ギリギリのところで諦めきれずにもいました。

 

おかげさまで、こんなネガティブ全開な私であっても、

彼との仲は表面上ではおおむね良好・・・な状況ではありました。

 

自分で自分を絶望感に覆わせて、

さらなる深みにハマるネガティブさってのは、

決して表に明かせない事情と

それを打破できるだけの気持ちの強さというか決断を持てずに

ズルズルと月日を重ねた経年変化によるものでした。

 

元々の私はあんましなんも考えなく突っ走っては

失敗したら次に切り替える、って性格のはずでした。

 

しかし、今回の彼とのことについては、

愛着がある分手放しがたいけど、

だからといって希望が見えないからどうしようかと思うところまで

自分の中では腐りかけてました。

 

一方、彼が私についてどう思っていたか、と言えば、

実は、おつきあいするまでに至った女性というのは私が初めてであり、

私以外には自分を理解してくれる女性はいないとまで断言はしてくれます。

 

なのに、なぜ「結婚に至れないのか?」というのは

彼の場合はいろんな事情を含みますが、最も大きかったのは経済的事情でした。

 

しかし、ここ2、3年に至っては、

だいぶ経済的にも自信がついてきたような言動は見え隠れしてました。

だから、経済的事情、というのも半分はそればかりでなく、

気持ち的な問題の方が大きいのがそれとなく感じていたので、

余計もどかしいさ満載でした。

 

でも、けしかけようと思ったところで、

何度も言ってますが、

「柳に風」

「暖簾に腕押し」

「ぬかに釘」

的反応なので、

そんなやりとりがイヤというほど続いて

もういいや、って諦めの気持ちでいっぱいになってしまったわけです。

 

 

 

 

そんなある日。

 

県境はさんで比較的距離のある自宅でそれぞれ暮らし、

家事の苦手な彼はお母さんに助力をお願いしながら、

まあまあ過ごしていたのですが、

そのお母さんが、突然それを一切やめたいと彼に頼み込んで、

それから間もなく病に臥してしまったのです。

 

思えば、それが大きな転機になろうとは

私には全く予想もつきませんでした。

 

これまで家事の一切をお母さんにお任せにしてきた彼にすれば、

突然のお母さんのやめます宣言はかなり困惑したようです。

そして、その代役は私に持ってきます。

緊急には仕方がないので引き受けていましたが、

唯一ものすごく困ったのが洗濯だったらしく、

洗濯機を一つ買えば用が済む話なのに

(従来お母さんのやりやすかったのが二槽式だったのでそのままだったのです)

大きなお金が飛ぶのと、

何よりも自分で洗濯をしたくない気持ち満載だったからか

これも「仕事が忙しい」の免罪符を掲げてきてはかわされてしまうわけです

 

そしてその持込みはほぼ毎日になり、

それまでは数日の間隔で家に来るだけだったのが

一気に頻繁かつ煩雑になり、

数日の頻度でそれなりにマイペースに過ごしていた私には

否応なく忙しくなってしまったわけです。

 

なんでしょう、

結婚する、と決めてくれるわけでもなく、

自分サイドの家庭の事情により

こちらに尻拭いをさせられたようでなんだか理不尽でした。

 

結婚したならばそれこそ毎日だから当たり前だからわかったとしても、

現時点においては「ただのお付き合い」のステータスで

家政婦代わりに都合よくつかわれるのが嫌でした。

自分が食べた食事などの実費は払っても、

それ以上の援助を求めたことはないし、

ましてや遅い時間に仕事が終わってからこっちに移動して、って

むちゃくちゃ生活のリズムがくるって大変だったのです。

でも当時の私はそこまで主張もできませんでした。

 

そんなわけで、ここでも根っこでは

「依存」のブロックの問題が表面化してきてるわけですが、

日々の生活のルーチンに追われてて、

そういうことに一切気づきもしないまま、

 

のりこさんのブロック解除の講座2日めの日が近づいてきたのです・・・

 

 

つづく。