子供の誕生日の時期に たまたま帰省することになった時のこと

 

 

スケジュールの調整上

子供の誕生日に義実家に泊まることになってしまった

 

 

子供の誕生日に泊まるのは初めてだった

少し抵抗があったが 孫大好きの義父母なので

きっと子供の誕生日を祝ってくれるだろうと

少し期待してしまっていた

 

 

当日の詳細は事前に聞いていなかったが

わざわざ 親族が集められ写真館待ち合わせとのことで 写真館に向かった

今思っても何用の写真だったのだろうか

久々に親族の集合写真を撮りたかったのか

その時間はただただ苦痛でしかなかった

 

 

後で聞くと夫が提案して写真館を予約したようだ

貴重な子供の誕生日の日に

大嫌いな義実家の親族と記念撮影なんて

余計なことをするなと思った

 

 

写真館の後、予約されていたレストランで義実家の親族全員で食事することに

私は子供の誕生日会をしてくれるのかと 

そこでも少し期待をしていた

 

 

食事会が始まると

義父がお手製の小さな国旗をカバンから出し始めた

日本と海外の旗だ

私も含めて皆んな持たされた

 

 

どうやら海外転勤が決まった義兄のための大々的な送別会をするために

親族が集められと言うことを その時に知った

 

 

皆んな旗を持たされ、そこでも記念撮影

そして夫がビデオを回し 義兄への一言を親族にカメラを向けて順に撮り始めた

 

 

子供の誕生日なのに 夫がやってることに対して不信感しか抱けず

悲しくてたまらなかった

全く興味のない義兄の送別会に

子供の誕生日という貴重な時間を費やしたくなかった

 

 

せめて親族から一言でも子供に「誕生日おめでとう」と言って欲しかったので

会の途中で義姉に「今日 子供の誕生日なんです」と言ってみた

すると義姉が義父に「今日〇〇ちゃんの誕生日なんだって」と伝えてくれた

 

 

義父はそこでお祝いしてくれるどころか

『知ってるわ。そんなもん。』の一言で終わらされた

義父にそんな言い方をされても、何も言わない夫に対しても腹が立った

 

 

義父は孫が大好きだが それ以上に息子が大好きで

息子の海外転勤のことで頭がいっぱいだったのだ

にしても送別会の最後に 

バースデーケーキを用意してくれても良かったのではないかと思ってしまう

 

 

毎年 子供の誕生日は 旅行に行き 朝から夜まで主役となるように

1日を楽しく幸せいっぱいに過ごせるように計画してきた

 

 

孫好きの義父母が子供が喜ぶような誕生日会をしてくれるのではと

少しでも期待してしまった私が馬鹿だった

 

 

子供の大切な誕生日を台無しにしてしまい

親族からも祝ってもらえず 

子供に申し訳ない気持ちでいっぱいだった

 

 

その日の夜 悲しくて涙が止まらなかった

 

 

子供の誕生日には絶対に義実家に泊まらないと強く思った