特にオチのない話をします。

いつもないけども。

 

今日、ちょっとした機会があって

かなりの人数の福沢さんを手にしていました。

諭吉さん。

要はかなりの現金があったのです。

自分のお金ではないのですけれども、一瞬・・・数分

手に持つ機会があったのです。

 

あまりそんな機会も今のところないもので

パラパラーと向きを揃えたり

うちわみたいにしてみたり

じーっと見てみたりしていたのですが

 

なんか、あれ?全員、そこはかとなく怒ってる??みたいな気がしてきた。

 

恐らく気のせいとは思いながらも

傍にあった空間浄化スプレー的なものを振りかけたり

いろいろとなだめたりすかしたりしてみる。

 

あ、ちなみに透かしの福沢さんのお顔はなんだかもったりしていらして

印刷の方がかっこよかったです。

 

そんなこんなしているうちに

なんとなく、顔が刺々しくはなくなってきたように思いながら

いろいろとお金のことを考えつつ

お金をいつもは絶対にしないレベルで

しげしげと見つめてみる。

ひとつのものとして観察してみる。

 

10枚もあれば十分だと思うので(多分)

10人並べて是非、見てみてほしいのですけれども

何回も何人も何度も見ていると

10人の福沢さんが、福沢さんちの10つ子ちゃんみたいに見えてきました。

どうも全員、同じ顔には見えない。

 

あれ、なんかこの福沢さんは若いぞ。

なんかこの福沢さんはきちっとしていらっしゃる。

なんだかこの福沢さんは、ざっくばらんに「よう!」とか言いそうだな・・・。

 

だんだん、人っぽく見えてきたのです。

もちろん、人が描いてあるのだけれど、生きてるっぽく見えてきた。

 

一緒にいた人も、「私、この人がタイプ♪」とか言い出す。

わかる、なんとなく。

 

ついでに裏も見てみたら、鳳凰がすっごく可愛らしい。

じゃべったら生意気なことを言いそうな、ドヤ顔。

いや、ほんとに見てみてほしいです。

一万円札の裏の鳳凰、ドヤってて可愛いですよ。

 

で、一緒にいる人が「お金、なんて言ってる?」って聞いてくるので

感じることを答えてみました。

 

私「なんかねぇ、もっと楽しく使ってほしいって言ってるかな。」

Aさん「楽しく使ってほしい?」

私「うん・・・。手にするときも、手放すときも、もっと楽しい気持ちで触ってほしいって思ってそうな気がする。」

Aさん「手に入るとき、楽しくないの!?」

私「一瞬、楽しいんだけどねぇ、すぐに出て行くんだろうなって悲しくなるよ。」

 

そんな会話の中であぶり出される、私のお金への想い。

 

いつか離れてしまうことへの怖れ。

愛情を拗らせた異常な執着。

一緒にいるとき、いないときの重み。

相手が引くほどの束縛。

そして、相手の本心からは目を逸らして

自分の都合のいいようにばかり取りたがってまともに対話ができない・・・

 

 

・・・これ、つきあってたら絶対うまくいく訳ないパターンじゃないか!!

下手したらストーカーになるやつじゃないか!!

怖い~!!

 

ときめく時間を過ぎて、何度もケンカして

すれ違っては修復をくり返し

その度に埋めきれなかった溝が少しずつ深くなってきた彼と

別れる決定打もないまま、私たちどうしようか・・・って話をしているかのように

福沢さんと話をしました。

 

話した内容もおもしろかったけど

目の前のお札が「紙」から「人」になっていく感覚が

すごくおもしろかった。

 

ひとりひとりの福沢さんの目を見ながら

お金がどう扱ってほしいと思っているかを妄想しつつ

生まれてから今まででいちばんお金をよ~~~く見た時間でした。