暑くて部屋に1日引きこもり、久しぶりにこの本を手に取りました。



作者は韓国のハ.ワンさんという男性。

この本は心が弱くなった時に本棚から手に取ります。


私は今月47歳になります。会社で働いていますが高給取りではなく、私にお洒落な要素はありません。見た目は愛嬌はありますが、世の中的にはアラフィフオバサンです。

家は築40年近い賃貸マンションです。

エルメスなど買えません。←靴下なら昔付き合った彼のバレンタインに買った事が。無気力

詐欺に遭ったので酷いエピソードの方があります。人をすぐ信用するお人好しです。

一度も結婚した事ありません。彼氏は今までそれなりに付き合いましたが内容は素敵ではありません。今は好きな人すらいません。


子供の時は24歳くらいで恋愛結婚するのが夢でしたがそんな夢は簡単に木っ端微塵に砕けました。

好きな男性と結婚する事を夢みて、付き合った男性には勝手に尽くして疲弊しました。


こんな私の取り柄は、会社に迷惑かけず一応利益をもたらす社員として働いています。あと社会生活における最低限マナーある人でいようと心懸けてはいます。

例えばみんなが使う駅のトイレにペットボトルの飲みかけを置いていくような事は一度もありません。


しかし、私はもうすぐ47歳で独身彼氏なしは無性に寂しさをたまに感じます。←この現実を選んだのは私ですが


本に「もしかすると人間は、人生の大事な時間を自分の幸せな理由を探すより、不幸な理由を探すことに費やしているのかも。」とあります。


本当にそうかもです。明石家さんまさんの娘さんの名前は生きてるだけで丸儲けから付けたという、有名なエピソードがありますが、究極はそうなります。


今年の元旦に能登では震災が起こり、大事な家族を失った方もいます。津波で全て失った方もいます。

そう考えたら私は誕生日の食事会を開き、ステーキを食べ、ワインやシャンパンまで飲みました。

本当に申し訳ないくらい贅沢な話です。


大切なのは結果より物語(プロセス)

人生は結果だけでは評価できない。

どの人の人生もゴシップ記事の見出しではない

とても長い物語、つまり小説なのだ。

「あの人はずいぶん稼いだから成功した人生だ」

「結局結婚できなかったから失敗した恋愛だ」


物語を見ずに、結果だけで人を評価するような習慣はいつしかブーメランのように戻ってきて自分の人生を評価する。


夢見た通りじゃない今の人生ははたして失敗なのだろうか?


作者も

自分の人生だって、なかなか悪くはないと認めてからは不思議とささいなことにも幸せを感じられるようになった。こんなことにまで幸せを感じられるのかってほどに。


人の人生はすべてユニークだ。世界中探してみても同じ生き方は2つとない。

期待しなければ毎日がラッキーの連続。

全てがサプライズプレゼントみたいに感じられるかもしれない。



久しぶりに読み返しましたが、気がついたら元気になりました。

単純な私です。