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ケアマネさんが、
のんさんに生活費をみことに
管理してもらうように話を
勧めてくれたことから、
マンションの賃料と生活費を
まーさんとのんさんで出し合うこと、
そのお金の管理はみことが
することが決まりました。
出し合うといっても、
まーさんが自分は買い物しないから
と、多めに負担すると言いました。
みこととしては、のんさんが
自由に使ってしまう金額を
少しでも減らしたかったので、
のんさんに生活費をもっと
出してほしかったのですが…
それでも、まずは生活費を出すことに
のんさんが同意してくれただけでも
よかったと思いました
みことも知りませんでしたが、
年金は二カ月に１度、
二か月分まとめて振り込まれます。
みことが考えた生活費の管理方法は
のんさんと銀行へ一緒に行き、
それぞれの口座から必要な分を
二か月分まとめて引き出し、
マンションの賃料は振り込み、
医療費、お弁当代
生活費に分けて袋に入れます。
生活費は、更に一週間ごとに
袋分けしておきます。
のんさんが一度にお金を使い切らない
様に一週ごとにのんさんに渡すことに
しました。使ったレシートは
袋に入れてもらいます
のんさんは、毎日出かけて
だいたい同じものを買っていましたが
みことが食事を届けてお金を
使わなくて済んだはずの週も、
渡したお金は
何かしら買って全て使い切るのでした
みことだったら余ったお金は何かの時の為に
貯めておこうと思いますが…
のんさんは持ったお金は使い切り
「宵越しの金は持たず」
を地でいっているようでした
認知症専門の先生の話では、
この買い物に毎日出かけて、
同じものを買ってくるという行動は、
のんさんの「前頭側頭型認知症」
の特徴の一つで、
「常同行動」
というのだそうです。
なかなか注意したとしても
止められない行動ということでした。
お医者さんに症状の一つと言われれたのでなんとか
我慢しましたが…知らなかったら家族戦争勃発です…
結局、
昨年末からは、コロナの流行で、
のんさんは買い物に出るのが
怖くなったという事で
と、買い物も銀行へも行けないとなり
通帳の管理もみことに
任せてくれるようになりました
のんさんの通帳残高も
ほとんどなかったので
まーさんとのんさんはギリギリの
状態で、みことの近くに
来ることになったことがわかりました
コロナ禍の大変な時代ですが
のんさんの買い物への執着心が
今、ストップしてくれたのは
天の助けでした
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