ガリガリ君 ⑤

パチンコ屋から、プロレス団体の事務所兼、道場兼、合宿所への、手作り改造がつづく

買い出しを頼まれ、事務所に帰ると怪しいオッサンが居た。

かなり怪しい…エスキモーみたいな格好してるし…いや、冬のインディアンか？？

上手く説明出来ないけど、とにかく怪しかった…。

Ｇジャンのベストの背中に、大きく『勝』

あっ…わかった！！

俊二さんのカナダ時代の師匠の『ミスターヒト』こと、安達勝治さんだった。

テレビで見た事ある…あのＧジャン（笑）

『お疲れ様です。〇〇と申します。宜しくお願い致します』

ヒト『はいはい、頑張りなさいよ』

手にはエ〇本…。


この人とうまくやっていけるんだろうか…。


僕の中では、かなり評価低い所から始まった安達さん（笑）

ところが天才！！

料理が（笑）

初日は親子丼だったんだけど、たまらなく美味しかった！！
次の日からのチャンコ鍋も、とにかく美味しい(^～^)
今でも僕の料理の基本は、安達さんから習ったモノ


だけど…当時はソリが合わなかったんだよねぇ…。

『屁みたいな顔しやがって！』
ジョークだったらしいんだけど、当時の僕にあまり冗談通じなかった…。

あと良く言われたのが『ショッパイ体しやがって！』
これは本当良く言われた(>_<)

当時の体重６８キロ。

ちょっと前までキックボクシング、バンタム級で５５キロ、普段は６０キロ以下位だったから、急激に無理矢理増やしたんだけどねf^_^;

でもガリガリ君

太らないと！！
と思うんだけど、安達さんにイジメられる度に痩せていくという悪循環…。
人前では絶対に体重計に乗らなかった（笑）

もし聞かれたら、『８０キロ無い位ですかねぇ…』で誤魔化してた。

んな訳ない…見たらわかるよな（笑）

痩せる一方だ…続けていけるのか…。


つづく