ゴツプロ!Presents 青春の会 第五回公演

山本亨さんが木村伝兵衛を演る!
そう聞いた時には目を見開いてしまったよ。
亨さんが、ついに演るのかと。
とれだけの伝兵衛を観せてくれるのかと。
期待度MAXキラキラ

そして、観てまいりました。

とっても格好良かったです。
素敵な声だし、素敵な立ち姿でした。
あんなチャーミングな人はいません。
笑わそうだなんて浅い事をせず、真剣に生きる姿は、本当に良かったです。

地方公演もあるので、先も楽しみですね。
各地で亨さんの伝兵衛が待ち望まれている事でしょう。

そして、酒井晴江さん!
実はこっちの方が出演ビックリ!
北区つかこうへい劇団2期生ですね。
しばらく前に役者復帰して、現在KAKUTAですけども。
つかさんの作品で観られる日が来るとは思ってもいなかったから。
とても嬉しい。

これまた良くて良くて。
水野は、下手したら存在が霞むのに。
いい具合に振り切ってくれて、たまりませんでしたキラキラ



ところで…犯人大山や刑事熊田を成長させる場面はどこへ?
愛情深さや懐の大きさ、人に与える影響力や説得力、徳みたいなモノを、私は感じる事ができませんでした。

この芝居は何をもって事件の解決としようとしたの?
演出がこの芝居で観せたかったモノは何?

パンフレットを読みました。
何度も読み返しました。

伝兵衛をやる山本亨が観たいのか
山本亨がやる伝兵衛を観たいのか
と書いてありました。
演出の賢治さんじゃなく、脚色の高橋さんの言葉ですけども。

観せたいのは、演じる人なのか。
なるほど。
そこは、私の好みとは違ったみたいです。

上演時間2時間弱。
時間は長いけど、シーンや台詞をかなり削って、ゆっくりじっくり。
削ると、シンプルで良い事もあるけれど。
人と人の関係性を観せるは難しそうだ。

そうそう!コレこそ覚え書き。
熊田との別れのシーン。

「いい火加減です!」ではなく
「タールが強い!」で終わるの何故!?
元はそうだったのかな。

マイナスからのプラスのシーンだと思ってたけど、途中のマイナスで終わる感じ。

色んな意味を考え続けているけれど、いまだに答えが見つからない!
悩む悩む。



ゴツプロさん、青春の会さん
すごいキャストを実現してくれて夢の様です。
ありがとうございました。