お世話になったピアノの先生が亡くなられました。

今日お葬式のために実家まで帰ってきました。


最初聞いたときは全然実感がなくて、でも涙だけは止まらなくて。

1年前くらいから体調がよくないのは聞いてたので

それほど大きな驚きはなかったけど、突然のことで分からなくなってました。


先生との思い出を思い返してると涙が止まらなくて式中泣き通しでした。


練習嫌いなあたしは小学校の頃は毎週行く度に怒られ泣いて帰ってました。

今ではよい思い出ですけど、当時は本当に嫌でたまらなくて辞めたいって何度も思ってました。

でもこのときのことがあったから、ピアノの基礎は身についたし

嫌なことがあっても耐えれる力がついたと思ってます。


高校生になると、毎週お菓子とか用意してくれてお喋りするのが楽しみでした。

学校の愚痴や将来のことや本当いろいろ喋りましたね。

このときにはすっかり楽しみになってました。

もちろんレッスンもきちんとやりましたよ!


大学に行くにあたり、実家を出ることになったので小1~高3まで12年間お世話になりました。

変化の激しい12年間をずっと見守ってくれてました。


本当にいつも元気で明るくて・・・この言葉がぴったりの人でした。

これほどぴったりな人未だに出会ったことがありません。

49歳の死はあまりに早すぎです。

でも先生のことだから、最後まで精一杯生を全うしたんだろうなと思います。


先生はピアノの楽しさ、歌の楽しさ、音楽の楽しさを教えてくれました。

ピアノを弾くときはこれからも先生のことを思い出すと思うし・・・

もう何て言っていいのか分かりませんが・・・。


亡くなった日も指揮をふっていたということを知り、本当に歌が大好きな人だったんだって

改めて気付いたというか・・・それだけ音楽活動に力を入れていたことは今日初めて知りました。


会場入ったとき流れてたあの曲はあたしもレッスンで練習させてもらいましたね。


先生と最後に出会ったのは1年前の成人式の日でした。振袖姿見せにいったの。

それからは会う機会がなくそのまま今日と言う日を迎えてしまいました。


「千の風になって」という曲が好きだったらしく、一緒に歌いましたが

先生ベタだよーと思いながらも先生らしいなと思ってしまいました。

まさかこの歌を歌う日が来るなんて・・・あぁこういうことかって

本当の歌詞の意味を理解したように思います。


最期、きちんとお別れを言うことが出来て本当に良かったです。

行くか迷っていたけど行ってよかったと心から思いました。


たくさんの音楽に囲まれながら安らかに眠ってください。


また発表会に出たかったな。