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NHKで放送されていた、よしながふみ原作の「ドラマ10 大奥」
昨日で最終回を迎えました。
Season1からずっと見てきましたが……
最後まで観て良かったなと思う作品でした!
・くどすぎないフェミニズム
男女が逆転した世界を描くということで、最初はラディカルフェミニストの主張を押し出した
ゴリゴリの女尊男卑ドラマなのかと身構えましたが……
実際はそういった描写は抑え目に、あくまで女将軍と男大奥の悲喜入り交じった人間ドラマが濃厚に展開されていました。
最終回の男尊女卑思想丸出しの西郷隆盛も極力ヘイトを生まない描写だった辺り、かなり気を遣ったんだなと感じました。
・キャストの演技が凄かった
NHKが力を入れただけあり、登場キャストはほぼほぼハズレなしの実力者でした。
個人的には綱吉への歪んだ独占欲を最後に見せた柳沢吉保役の倉科カナ、
サイコパスな権力者の治済を演じた仲間由紀恵が深く心に刻まれました。
(治済は怖すぎてしばらくカステラが食べられなくなりました……)
・終盤はやや駆け足すぎた
全体的にクオリティは高かったですが、Season2の幕末編は初の実写化だったらしく……
構成の手探り感と限られた時間内に詰め込みすぎたダイジェスト感が否めず、
Season1と比べると一段落ちる感じがしてしまいました。
とはいえ最終回は、明治維新と江戸城明け渡しを軸にこれまでの物語をよくまとめきったと思います。
【総評】
Season1終盤のやや忖度感ある展開や、幕末編の初実写化故の拙さといった問題はありましたが……
それを差し引いても従来の大奥とは一味違った、エキサイティングな作品でとても楽しめました!
正直いって2023年の大河ドラマの称号は、日曜のアレより本作の方が相応しいと思います。
今回で幕末編の実写化のひな型は出来上がったと思うので……
遠くない未来に本作を踏まえ、より長尺を確保した上で再び男女逆転大奥が作られると嬉しいですね。
それでは。