【5/7テーマ《におい》に関する情報②-1】
※ネットや書籍などから情報収集したものを参考に、私見をまじえてまとめてあります。
(参考資料)
アロマコーディネーター講座
著者:日本アロマコーディネーター協会
執筆者:林佳津美(日本アロマコーディネーター協会主任講師)
発行所:日本アロマコーディネーター協会
**********
〈アロマ〉
精油の抽出方法〈精油の抽出部位〉
精油は植物の色々な部位から抽出される。
同じ植物でも精油の材料となる部分が異なると違う精油なる。
◎果皮(人間が食用にする部位ではなく、表面の皮の部分から抽出)
オレンジ/グレープフルーツ/ベルガモット/レモン/ゆず/マンダリン/ライム
◎花(花が開くと香りも飛んでしまうので、つぼみから抽出)
イランイラン/カモミール・ローマン/カモミール・ジャーマン/ジャスミン/ネロリ/ヤロウ/ローズ
◎葉(葉に芳香成分が多く含まれている植物)
ティーツリー/パチュリー/ユーカリ/レモングラス/タイム/オレガノ
◎花と葉(比較的花の小さなハーブの精油は花と葉のついて穂先きから抽出)
クラリセージ/ゼラニウム/ペパーミント/マージョラム/メリッサ/ラベンダー/ローズマリー
◎木(木に芳香成分が多く含まれている植物)
サンダルウッド/シダーウッド/ローズウッド/パイン/ヒノキ
◎樹脂(木の幹に傷をつけるとしみ出る樹脂に芳香成分を含有)
フランキンセンス(乳香)/ベンゾイン(安息香)
◎樹脂と樹皮(樹脂と樹脂を含む樹皮から抽出)
ミルラ(没薬)
◎樹果(木に成る実に芳香成分が多く含まれている植物)
ジュニパー/ブラックペッパー
◎樹果と葉(実と葉に芳香成分が多く含まれている植物)
サイプレス
◎種子
カルダモン
精油の抽出方法〈精油の抽出方法〉
精油の多くは水蒸気蒸留法により抽出されるが、なかにはそのときの熱や圧力によって本来の香りが損なわれるものもある。
また水蒸気蒸留法が発見される以前から培われてきた方法にもいまだに伝統として残っているものがある。
水蒸気蒸留法/冷浸法(アンフルラージュ法)/有機溶剤法(溶剤抽出法)/圧搾法/超臨界二酸化炭素ガスによる方法
ブレンドの比率と香りの相性〈香りの相性〉
精油の香りをその抽出部位を基本に分類し、さらに香りの特性(催淫作用、スパイシーな香りなど精油個々の特質)を考慮して7つの香りのグループに精油を分類。
同じグループ同士の精油や隣り合ったグループ(⇅)の精油をブレンドすると良い香りが作れるよう。
(参考資料)
アロマセラピーのための84の精油
著者:ワンダー・セラー
フレグランスジャーナル社(改編)
①樹脂調の香りの精油(フランキンセンス/ベンゾイン/ミルラ)
⇅
②エキゾチックな甘い香りの精油(イランイラン/サンダルウッド/パチュリー)
⇅
③花調の香りの精油(カモミール・ローマン/ジャスミン/ゼラニウム/ネロリ/ラベンダー/ローズ)
⇅
④柑橘調の香りの精油(オレンジ/グレープフルーツ/ベルガモット/メリッサ/レモン/レモングラス)
⇅
⑤ハーブ調の香りの精油(カモミール・ジャーマン/クラリセージ/ペパーミント/マージョラム/ヤロウ/ローズマリー)
⇅
⑥森林調の香りの精油(サイプレス/シダーウッド/ジュニパー/ティーツリー/ユーカリ/ローズウッド)
⇅
⑦スパイシーな香りの精油(カルダモン/ブラックペッパー)
⇅
①樹脂調の香りの精油へ
人間の脳と嗅覚〈香りをキャッチするところ〉
⑴嗅上皮のしくみ
鼻の奥にある副鼻腔の頂上に親指くらいのサイズの特別な粘膜をもつ場所がある。ここを嗅上皮という。
香りの分子は始め粘膜に付着し、溶け込んで嗅毛に捕らえられる。また嗅毛は香りの分子を捕らえるために常に波状運動をしている。
⑵香りの分子とセンサー
嗅細胞の嗅毛に匂いを感じる匂いセンサー(匂いの分子の受容体)が並んでいる。受容体は匂いの分子の立体構造を判別するためにポケット型の立体構造をしている。ちょうど鍵と鍵穴の関係のようで、鍵が鍵穴にはまると嗅細胞の内部で反応が起き、それが電気信号に変えられて嗅神経を経て脳に伝わる。この鍵穴の種類は約1000種類ある。
人間の脳と嗅覚〈脳のどの部分に働きかけるのでしょう〉
⑵本能的な行動を司る部分への刺激
香りの情報は梨状皮質を経由して大脳辺縁系に伝わる。大脳辺縁系は「古い脳」とも呼ばれ、7000万年前くらいに私たちの祖先が発達させた部分のひとつ。また旧名では嗅脳と呼ばれていた。
大脳辺縁系を脳の部位でいうと、旧皮質(または古皮質)と大脳核(レンズ核、尾状核、扁桃体、海馬)を合わせたところで、1つの機能単位を形成して本能的な活動・情動・記憶の中枢になっている。特に大脳核の扁桃体、海馬は嗅神経から神経線維を受け入れているところ。
このように、感情や記憶を司る部位と香りを嗅ぐことで刺激される部位(扁桃体、海馬を中心とした大脳辺縁系)とが一致している。
⑶理性的な行動を司る部分への刺激
解剖学的には嗅球からの香りの情報は梨状皮質を経由して、それに覆い被さるようにある大脳新皮質を刺激することがわかっている。
また左脳よりも右脳のほうが強く刺激されることもわかった。このように、香りは大脳新皮質に働きかけ、知的プロセスにも影響を与えているようだ。
⑷大脳新皮質における化学の香りと天然の香りの違い
ウサギの大脳新皮質の実験により、天然の香り(自分や仲間の糞尿、飼料)で平均して50%の細胞が反応した。一方純化学物質(カンファー、ボルネオール、シネオール)などは約78%の細胞が応答しなかった。
純化学物質の香りを嗅いでも、前頭葉の細胞はほとんど影響されないことが示された。
人間の脳と嗅覚〈香りと右脳・左脳はどのような関係にあるのでしょう〉
1970年頃、何らかの原因により脳の中で右脳と左脳が分離されてしまった人の協力を得て右の鼻孔と右脳、左の鼻孔と左脳についての実験が行われた。
この実験の結果は、左の鼻孔に香りが差し出されたときは香りの名前を支障なく言えたのに対して、右の鼻孔に香りが差し出されたときは香りの名前を言うのは非常に困難だった。しかも、右脳は香りにより幸せな気分になるなど感情的に反応したというもの。
この実験からわかったことが2つ。
1つは左脳よりも右脳の方が、幸福感などの感情や想像や快楽のような機能に深く関わっているということ。この嗅覚と右脳の関係は、アロマセラピーで幸福感が生み出されるという説明の助けになる。
もう1つは左の鼻孔から入った香りは左の脳を刺激し、右の鼻孔から入った香りは右の脳を刺激するということ。通常、右半身で受容した刺激は左の脳へ、逆に左半身で受容した刺激は右の脳へと伝えられる。もし香りの刺激が通常の場合と同じであれば、右脳と左脳がぶんりされている人に右の鼻孔で香りを嗅いでもらっても、香りを感じることはできなかった。
右の鼻孔からは右脳へ、左の鼻孔からは左脳へ香りの刺激は伝わる。これは、香りという刺激の伝達速度が非常に速いことからもうなずける(痛覚に対する反応が0.9秒なのに対して、香りを認識するのには0.15秒といわれている)。
左右それぞれの鼻孔だけで嗅いだ香りには、それぞれ微妙な違いがある。
人間の脳と嗅覚〈香りと記憶の関係〉
人間が得る外界からの情報は、視覚によるものが多いですが、視覚による情報の記憶保持と香りによる情報の記憶保持についての研究結果が1973年に発表されている。これによると、視覚による情報の記憶の場合、記憶したばかりのときは詳細まで記憶しているものの、時間とともに徐々に薄れていってしまう。一方、香りの記憶は長い間消えずに残る情報になる。
人間の脳と嗅覚〈心地よい香りと不快な香り〉
記憶や感情と香りについての実験の結果、快いかおりを嗅いだ人々は、快い積極的な明るい記憶を呼び起こした。逆に、不快な香りを嗅いだ人々は、不幸な状況を思い浮かべた。
これにより、快い香りには快い記憶、不快な香りには不快な記憶の結びつきがあるといえそう。
※ネットや書籍などから情報収集したものを参考に、私見をまじえてまとめてあります。
(参考資料)
アロマコーディネーター講座
著者:日本アロマコーディネーター協会
執筆者:林佳津美(日本アロマコーディネーター協会主任講師)
発行所:日本アロマコーディネーター協会
**********
〈アロマ〉
精油の抽出方法〈精油の抽出部位〉
精油は植物の色々な部位から抽出される。
同じ植物でも精油の材料となる部分が異なると違う精油なる。
◎果皮(人間が食用にする部位ではなく、表面の皮の部分から抽出)
オレンジ/グレープフルーツ/ベルガモット/レモン/ゆず/マンダリン/ライム
◎花(花が開くと香りも飛んでしまうので、つぼみから抽出)
イランイラン/カモミール・ローマン/カモミール・ジャーマン/ジャスミン/ネロリ/ヤロウ/ローズ
◎葉(葉に芳香成分が多く含まれている植物)
ティーツリー/パチュリー/ユーカリ/レモングラス/タイム/オレガノ
◎花と葉(比較的花の小さなハーブの精油は花と葉のついて穂先きから抽出)
クラリセージ/ゼラニウム/ペパーミント/マージョラム/メリッサ/ラベンダー/ローズマリー
◎木(木に芳香成分が多く含まれている植物)
サンダルウッド/シダーウッド/ローズウッド/パイン/ヒノキ
◎樹脂(木の幹に傷をつけるとしみ出る樹脂に芳香成分を含有)
フランキンセンス(乳香)/ベンゾイン(安息香)
◎樹脂と樹皮(樹脂と樹脂を含む樹皮から抽出)
ミルラ(没薬)
◎樹果(木に成る実に芳香成分が多く含まれている植物)
ジュニパー/ブラックペッパー
◎樹果と葉(実と葉に芳香成分が多く含まれている植物)
サイプレス
◎種子
カルダモン
精油の抽出方法〈精油の抽出方法〉
精油の多くは水蒸気蒸留法により抽出されるが、なかにはそのときの熱や圧力によって本来の香りが損なわれるものもある。
また水蒸気蒸留法が発見される以前から培われてきた方法にもいまだに伝統として残っているものがある。
水蒸気蒸留法/冷浸法(アンフルラージュ法)/有機溶剤法(溶剤抽出法)/圧搾法/超臨界二酸化炭素ガスによる方法
ブレンドの比率と香りの相性〈香りの相性〉
精油の香りをその抽出部位を基本に分類し、さらに香りの特性(催淫作用、スパイシーな香りなど精油個々の特質)を考慮して7つの香りのグループに精油を分類。
同じグループ同士の精油や隣り合ったグループ(⇅)の精油をブレンドすると良い香りが作れるよう。
(参考資料)
アロマセラピーのための84の精油
著者:ワンダー・セラー
フレグランスジャーナル社(改編)
①樹脂調の香りの精油(フランキンセンス/ベンゾイン/ミルラ)
⇅
②エキゾチックな甘い香りの精油(イランイラン/サンダルウッド/パチュリー)
⇅
③花調の香りの精油(カモミール・ローマン/ジャスミン/ゼラニウム/ネロリ/ラベンダー/ローズ)
⇅
④柑橘調の香りの精油(オレンジ/グレープフルーツ/ベルガモット/メリッサ/レモン/レモングラス)
⇅
⑤ハーブ調の香りの精油(カモミール・ジャーマン/クラリセージ/ペパーミント/マージョラム/ヤロウ/ローズマリー)
⇅
⑥森林調の香りの精油(サイプレス/シダーウッド/ジュニパー/ティーツリー/ユーカリ/ローズウッド)
⇅
⑦スパイシーな香りの精油(カルダモン/ブラックペッパー)
⇅
①樹脂調の香りの精油へ
人間の脳と嗅覚〈香りをキャッチするところ〉
⑴嗅上皮のしくみ
鼻の奥にある副鼻腔の頂上に親指くらいのサイズの特別な粘膜をもつ場所がある。ここを嗅上皮という。
香りの分子は始め粘膜に付着し、溶け込んで嗅毛に捕らえられる。また嗅毛は香りの分子を捕らえるために常に波状運動をしている。
⑵香りの分子とセンサー
嗅細胞の嗅毛に匂いを感じる匂いセンサー(匂いの分子の受容体)が並んでいる。受容体は匂いの分子の立体構造を判別するためにポケット型の立体構造をしている。ちょうど鍵と鍵穴の関係のようで、鍵が鍵穴にはまると嗅細胞の内部で反応が起き、それが電気信号に変えられて嗅神経を経て脳に伝わる。この鍵穴の種類は約1000種類ある。
人間の脳と嗅覚〈脳のどの部分に働きかけるのでしょう〉
⑵本能的な行動を司る部分への刺激
香りの情報は梨状皮質を経由して大脳辺縁系に伝わる。大脳辺縁系は「古い脳」とも呼ばれ、7000万年前くらいに私たちの祖先が発達させた部分のひとつ。また旧名では嗅脳と呼ばれていた。
大脳辺縁系を脳の部位でいうと、旧皮質(または古皮質)と大脳核(レンズ核、尾状核、扁桃体、海馬)を合わせたところで、1つの機能単位を形成して本能的な活動・情動・記憶の中枢になっている。特に大脳核の扁桃体、海馬は嗅神経から神経線維を受け入れているところ。
このように、感情や記憶を司る部位と香りを嗅ぐことで刺激される部位(扁桃体、海馬を中心とした大脳辺縁系)とが一致している。
⑶理性的な行動を司る部分への刺激
解剖学的には嗅球からの香りの情報は梨状皮質を経由して、それに覆い被さるようにある大脳新皮質を刺激することがわかっている。
また左脳よりも右脳のほうが強く刺激されることもわかった。このように、香りは大脳新皮質に働きかけ、知的プロセスにも影響を与えているようだ。
⑷大脳新皮質における化学の香りと天然の香りの違い
ウサギの大脳新皮質の実験により、天然の香り(自分や仲間の糞尿、飼料)で平均して50%の細胞が反応した。一方純化学物質(カンファー、ボルネオール、シネオール)などは約78%の細胞が応答しなかった。
純化学物質の香りを嗅いでも、前頭葉の細胞はほとんど影響されないことが示された。
人間の脳と嗅覚〈香りと右脳・左脳はどのような関係にあるのでしょう〉
1970年頃、何らかの原因により脳の中で右脳と左脳が分離されてしまった人の協力を得て右の鼻孔と右脳、左の鼻孔と左脳についての実験が行われた。
この実験の結果は、左の鼻孔に香りが差し出されたときは香りの名前を支障なく言えたのに対して、右の鼻孔に香りが差し出されたときは香りの名前を言うのは非常に困難だった。しかも、右脳は香りにより幸せな気分になるなど感情的に反応したというもの。
この実験からわかったことが2つ。
1つは左脳よりも右脳の方が、幸福感などの感情や想像や快楽のような機能に深く関わっているということ。この嗅覚と右脳の関係は、アロマセラピーで幸福感が生み出されるという説明の助けになる。
もう1つは左の鼻孔から入った香りは左の脳を刺激し、右の鼻孔から入った香りは右の脳を刺激するということ。通常、右半身で受容した刺激は左の脳へ、逆に左半身で受容した刺激は右の脳へと伝えられる。もし香りの刺激が通常の場合と同じであれば、右脳と左脳がぶんりされている人に右の鼻孔で香りを嗅いでもらっても、香りを感じることはできなかった。
右の鼻孔からは右脳へ、左の鼻孔からは左脳へ香りの刺激は伝わる。これは、香りという刺激の伝達速度が非常に速いことからもうなずける(痛覚に対する反応が0.9秒なのに対して、香りを認識するのには0.15秒といわれている)。
左右それぞれの鼻孔だけで嗅いだ香りには、それぞれ微妙な違いがある。
人間の脳と嗅覚〈香りと記憶の関係〉
人間が得る外界からの情報は、視覚によるものが多いですが、視覚による情報の記憶保持と香りによる情報の記憶保持についての研究結果が1973年に発表されている。これによると、視覚による情報の記憶の場合、記憶したばかりのときは詳細まで記憶しているものの、時間とともに徐々に薄れていってしまう。一方、香りの記憶は長い間消えずに残る情報になる。
人間の脳と嗅覚〈心地よい香りと不快な香り〉
記憶や感情と香りについての実験の結果、快いかおりを嗅いだ人々は、快い積極的な明るい記憶を呼び起こした。逆に、不快な香りを嗅いだ人々は、不幸な状況を思い浮かべた。
これにより、快い香りには快い記憶、不快な香りには不快な記憶の結びつきがあるといえそう。