明るい森。

幹の細い、それでいて背のとても高い真っ直ぐ伸びる木々。

芝のような丈の短い草地が広がる地面まで日の光が届く。

細く緩く流れている小川が、森とこちらとを分断するように長く横たわっている。

極楽鳥のような長く虹色の尾をした鳥たちが、木々の間をまばらに飛んでいる。


案内人に連れられて、その明るい森の奥へ奥へと進む。


重力を感じさせないその森では、豊かな芝の上を一足進めるごとにふわりと体が浮かぶ。

草地なのに、足を着けると水面のように波紋が広がる。


早足の案内人の背中を見失わないように、急ぎ足で軽やかに追っていったその先には、年月を経た美しくうねる幹を携えた荘厳な大樹が群生していた。


『ここがあなたの本棚よ…』


その中の1つの大樹の洞を指して案内人は言った。


『王陽明』


何冊も置かれていたうちのたった1冊だけ、その背表紙だけが印象に残った。



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4年前くらいに見た不思議な夢。


覚えていた『王陽明』という文字を目が覚めてすぐに検索したら中国の思想家だった。

陽明学と言われる思想の格言も一緒に載っていたけど驚いた。

読むと胸が震えるの(笑)

王陽明はマイナーなのか、本屋さんでもあまり並んでいなくて。

個人的にも中国思想はあまり興味が湧かず結局学ばずじまい。


ずっと覚えてはいたし忘れてもいなかったけど…最近になって『王陽明』というキーワードがちらちら頭をよぎるものだからね。

ついにgetしましたよ、本を。

明徳出版社
陽明学・一〇〇のことば
http://www.e-meitoku.com/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-89619-171-4


で、やっぱり読むと胸が震えるのね(笑)



人生の大病は只だ是れ一の傲の字なり

とかね。

心掛けてはいるけど腑には落ちていない。


行いとしては定着していない。

つまり、行えていない。

つまりつまり、本当には理解していない。


そういう『知行合一』という彼の思想にも共感。


もう少し読み込んで、王陽明本人ともチャネリングして色々話をしてみたい。


自分自身に対して懐疑的アプローチを忘れず自律しないと、人間はすぐに傲慢に生きるからねー。

気をつけよーっと♪



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