季節が変わる節目にあたり、
菊を飾り、長寿（無病息災）を祈る日です。
昔は旧暦で過ごしていました。
旧暦の9月9日は
今年は10月11日になります。
『9』はひとケタ陽数(奇数)の中で最大で
9月9日は陽（奇数）が重なる日です。
『陽』の重なり強すぎるので
お祓いをしてバランスを取り、
「無病息災を祈る」のが
習わしだったそうです。
『陰極まれば陽となり、
陽極まれば陰となる』
バランスが大切ですね。
新暦9月9日の頃は
季節の変わり目で台風が多く、
カラダもココロも乱れがちです。
ちなみに今年は昭和でいうと
昭和99年9月9日で
陽の重なりが多いですよ。
熱帯低気圧もボコボコ発生しています。
体調を崩さぬように
ゆっくりと時間を作り
平穏な生活や無病息災を
祈りたいですね。
別名は「菊の節供」
節供の頃は
季節の変わり目で
健康管理に気をつけて
体力をつけたいもの。
『重陽の節供』は別名
『菊の節供』とも呼ばれます。
菊は古来より薬草として用いられ、
「不老長寿・延寿の力がある」
とされてきました。
菊は日本の国花で、
他のお花よりも長持ちしますものね。
とてもパワフルなお花なのです。
重陽の節供には
菊の花びらを浮かべたお酒を飲み、
邪気を祓って不老長寿を祈念した
とされています。
薬効性が高いため
菊の香りを嗅いだり
菊の花で染色した衣類をまとったり
菊の模様の着物を着る
などして魔を祓おうとしたのです。
菊のお料理は、
目の疲れや、貧血防止に良いと
されていますね。
栗やお芋の秋の収穫物でお祝い
重陽の節供は菊以外にも
「栗」や「お芋」もいただきます。
菊は高価なものだったので、
庶民は手に届きやすい
秋の収穫物「栗」や「お芋」で
お祝いをしたのです。
「栗」「お芋」は栄養価が高く、
季節の変わり目の疲れから
体力を回復してくれる食材でした。
実りの秋・収穫物が穫れたことを
神さまと大地に感謝していただく。
そして来年もよろしくお願いします。
と祈念したのでしょう。
美味しい季節の到来ですね。
旬の物を満喫しましょう。
余談ですが
栗きんとんは中津川の「すや」が
美味しくてオススメです。
菊、栗やお芋は
旧暦の重陽の節供の頃10月11日が
しっくりきますね。
親愛を込めて！
With Joy & Love～
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