10  親視点


お正月から2週間が過ぎた。


あれから、母からの連絡は…ない。


あれ、というのは私が初めて親にキレた事件。


「〜だったら良かったのにね。」


「〜するのがいいって言うけど、

◯◯ちゃんには試してみた?」


「〜してみたら?」


「〜してあげないと。だって◯◯でしょう?

そうでしょう?」


もう、うんざりだった。


小さい頃からそうだ。


私がどう思うかじゃない。


質問しているようでしていない。


決定権などなく、


母の言う事に対しての返事は


「はい」か「YES」


母の求める「私」をするしかなかった。


自分の許容できる範囲から外れると


とても不機嫌だった。


もううんざりだった。


私だけでなく、孫までも許せない人。


「いい加減にしてよ!!」


初めて反抗した40を過ぎた娘に


驚く母。


「そんな事、私が1番思ってるよ!!

いろいろ試したよ!!それでも何しても

どうにもこうにもなんなくて、

私もこの子もボロボロになるまで悩んで

苦しんでるんだよ!!

何にも知らないくせに!!

知ったような口利かないでよ!!」


大声で叫ぶ私に、


「ごめん。」


そう言って母が近づくが


「来ないで!!近づかないでよ!!」


そう言って母の家を飛び出した。


もう全部捨ててしまいたくなった。


「誰か助けてよ…」


心の中で呟いた。


そうは言っても誰も助けてはくれない。


孤独で、


苦しくて、


辛くて、


涙が止まらなかった。


私は何て言って欲しかったんだろう。


私はどうしたかったんだろう。


誰にいて欲しかったんだろう。


しばらく泣いて、


考えた。


あぁ、私、頑張ってるね。しんどいねって

言って欲しかったんだ。


子供を守りたかったんだ。


パパが隣にいて慰めてもらいたかったんだ。





初めて、自分の気持ちを見つけられた気がした。