後輩から前日の夜に
「明日の午前中
空いてません?」
と連絡が来る。
普通はどんな用件か伝えた上で
スケジュールの有無だけどよほど焦ってるのか
バカなのか悩んだ上で相当なバカだと
判断しダメ出ししても意味ないと思い
「滝行じゃない限り行くよ!どうした?」
と返信すると
「ありがとうございます、じゃ三島さん決定で。
ある小学校が修学旅行で新浦安にあるホテル
に泊まってるんですが
朝からネタ披露してください。
新浦安に8時集合で御願いします!」
と。
いわゆる闇営業の誘いだった。
僕は目を輝かしてすぐにLINEスタンプを送った
するとギャラは交通費しか…
と言われたがスタンプを送ってしまった以上
後戻りはできない。
いつかあいつの家のドアノブに
ガムシロ塗りたくってやる!
蟻🐜カモーーン!
それでもなかなかこういった機会がないので
ワクワクして到着。
小学生の前で他にも呼ばれた芸人さんがネタを
披露しそのあとは質疑応答と僕らに取っては
大喜利みたいなんもんだ
と、とても楽しい時間かと思ったら
急に生徒達みんながノートを出し
僕らが言ったことを真面目にメモるメモる
完全にボケ殺し作戦に躍り出たのだ
その中でも芸人さんにとって良かったことは?
と聞かれ卒直に感じた
「うーん芸人をやっていなければ
こうして沢山の人達に
会う機会は無かったですからね。
今こうしてみんなの前で楽しくお話しできるのも
お笑い芸人という職業があるからこそ
繋がることが出来て今もここにいれることが
とても良かったなと感謝しています」
自分の中では120点を叩き出したので
さそがし良い事言ったなとドヤ顔で着席し
辺りを見渡すと
誰もメモってねーじゃねえか!
走らせろよぺンシルを!
それでも
こう言ったことも「➕プラス」に変える事
ができる仕事なので芸人って得だなぁ。
唯一 芸人さんはどうしてそんなに
「笑わせる事」が得意なんですか?
で僕に直で指名してきたあの女の子とその質問
に対し僕を指した瞬間
笑った先生の方々
顔はしっかり覚えたよ
僕に森泉ちゃん並み目ヂカラがあったら
君ら蝋人形にしてるよ
今夜はガブリヨリライブ
お待ちしております。