弟子が深刻な表情で語った。

軽井沢のバス事故で、先輩が犠牲者となったこと。

彼は、毎朝、通学電車で一緒に通い、語りあっていたとのこと。

そして、彼らはバス事故についての様々な情報を教えてくれた。

若い命が、犠牲となってしまった事故から友人を失ってしまった若者たちは忘れることが無いだろう。

自分がこれから生きて、社会人になり、夢を実現してゆき、ふっと、あの人が生きていたならば❓ 
と、亡き友人に思いを寄せるのではないだろうか。

戦争に行った恩師は、戦争亡くなられた優秀な友人たちの為にも、自分の命がある限り、学問を追い求める!と、おっしゃった。
恩師は、90代でも、書籍の無い部屋で論文が書けなくなっても学術エッセイを執筆されていた。
老人ホームで、消灯が過ぎると部屋の電気を消されるから、車椅子に乗り、トイレの明かりで執筆されていると語ってくださった。

若き日に、立派な学者である恩師に出会えたことは宝物だ。

将来のある若者たちが、寿命まで生きられないことは、いつの時代でも痛ましいことである。

事故の犠牲者になられた方が安らかな気持ちで、極楽浄土へと向かわれることを心よりお祈りしております。
遺された親族、友人たちは、愛しい人との良き思い出と共に生き、亡き人の為にも充実した人生を過ごせますように。

今週末は、世界で一番大好きだった祖母の三回忌です。
優しかった大好きだった祖母がいたから、ここまで頑張って自分の使命を生きてくることができました。
いつも祖母に見守られていると感じながら、私はこれからも生きてゆくことになるのだと思います。