何となくためらいがちに
言いかけた言葉を途切らせて
君は今さよならの言い方を考えているよ
街はいつもどおり知らんふりして
家路へと人の波で賑わいみせて
いつになく大人びた君の横顔
君は君の好きなように歩いて行けよ
懐かしく甦るのは夢のように
やわらかなmemory
透きとおる悲しみがふいに胸を掠めていくよ
街はいつもどおり黄昏ていく
賑やかな通りを抜け歩きつづけた
わかれ道たどり着き
君は悲しげに
もう一度振り向いて笑ってみせた
時はいつもどおり知らんふりして
愛をいつか求めた日に変えてしまうよ
少しずつ音もたてずに
君のやさしい微笑みが霞んでいくよ
街はいつもどおり知らんふりして
家路へと人の波で賑わいみせて
いつになく大人びた君の横顔
君は君で好きなように歩いて行けよ…