おかしな事件が多すぎる

毎日 胸が痛くて しかたない

 

たとえば

自分が死刑になりたいからといって

まったく関係ない みずしらずの人を

平気で 傷つけたり 殺したり・・・

 

たまったものではない

 

そんな事件が多くなるのだから

いっそ 死刑など やめたらいいのだ

などと 思ったりもする

 

実際

おかしな事件を起こした誰かひとりを

悪者にして

その人が悪いから 罰するのだ

というだけの風潮では

なにも変わらず

似たような事件が あとを追ってくるだけだ

 

そもそも 死刑もおかしい!

人は 人を 殺めてはいけない!

というのだとしたら

そういう機関も 

死刑を 実行してはならないのではないか?

 

人間を創って 寿命を与えた神以外

人間の命を終わりにすることなど

できないように思うが・・・

 

痛ましい凶悪事件を起こす人ほど

とてつもない問題を

内面的にも 環境的にも 

境遇的にも 運命的にも 

抱えているのを 痛感する

 

そして そういう人は

自分が そういうことに至るまでに

充分すぎるほど 自分自身を傷めつけている

たとえば

何度も 自殺未遂をしてみたり

 

また 大きな問題や事件を起こしてしまった人は

いい人間関係に 恵まれてこなかった傾向もある

 

えてして 

愛情深い親や 仲良しの兄弟姉妹や

いい友や仲間に 

恵まれてなかったように みえる

 

覚えておきたいことは

人間は ひとりでは 悪くなれない!

ということだ

 

人間たちのいる家庭や社会の中で

なにかが 人を おかしくさせるのかもしれない

その我慢や辛さの限界が超えたとき

何かが起こるのだ

 

人間というのは やっかいで

誰もが 心優しい善人で いい人ばかりならいいけど

そうではなく・・・

とんでもなく ずるい人や 嘘つきもいるし

嫌なことをする人

自分のエゴを満たすためなら

平気で人を 傷つけたり 蹴落としたりする人も

いるのだからね

 

たとえば 起こしたことは 悪いことだとしても

ときに その人間を 心底 憎むのは

難しいこともある

 

辛かったのだろうと 

感じる部分があったりすると・・・

 

しかし 被害者は もっと もっと もっと 辛く

生きていけないくらいの

悲壮な人生を背負うことになり

なんとも 言えない気持ちになる

 

どちらを思いやっても

胸が張り裂けそうになる

 

ああ・・・ 

なにも怖いことが起こらない 

平和で 安全で

優しく あたたかい 社会であってほしい!!

誰もが 幸せであってほしい!

 

大きな愛の欠落や 幸せの欠落が

事件の背景にあるのだとしたら

悪いことをした人間を

冷たい鉄格子の中に入れるのではなく

むしろ

あたたかい 空間で

人間性を取り戻させるように

育み 見守るシステムを 

構築すべきではないだろうか

 

人間性の復活は

人の愛なくして 叶わない☆

 

ある国では

罪をおかした人間を 

痛い目にあわせて 罰するのではなく

村人みんなが 円陣を組み

その真ん中に その罪を犯した人を座らせ

みんなで その人に 出来る限りの感謝をするという

 

「わたしは、以前、あなたに のどがかわいているとき

 水をもらったことがあります。ありがとうございます。

 あなたはとても優しい人です」

 

「わたしは、山でたくさんの薪をかついで降りてきたとき、

 あなたに その薪を運ぶのを 手伝ってもらったことがあります。

 あのときは、助かりました。本当にありがとう。

 あなたは親切な人です!」

 

「わたしはあなたが、笑顔で子犬にえさを与えているところを

 見たことがあります。

 あなたの笑顔はとても素敵で、

 こちらまで心が優しくなりました。

 あなたは心優しい 癒しの人です。素敵な場面をありがとう・・・」

 

すると、罪を犯した人は、号泣してしまいます

 

罪をおかしたこんな自分を 責めず 

優しい言葉をかけてもらえ

感動し 反省し 改心するのです

しかも 自分でも 忘れていた

自分の良い点を 思い出すので

悪いことができなくなるというのです

 

罰するだけでは

なにも 解決しない

新しい 幸せな未来は 生まれない!

 

誰かひとりを悪者にして 痛めつけ

悪魔のように 言うのではなく

オギャーと生まれて ピュアな子だった その人が

そうならざるをえなかった

家庭や社会的な問題を

心の働きを

ほんとうは 国民 世界 全員が

みつめなくてはならないのではないだろうか

 

ある意味 自分を かえりみながら・・・

 

大きな事件

歴史に残るような 凶悪事件は

ほんとうは とてつもなく 大事なことを

わたちたち みんなに 

気づかせようとしているのかもしれない

 

それにしても 

それにしても 

それにしても ・・・

 

ニュースを見るたび

毎日 心が痛いです

胸が張り裂けそうになるほど

いまの社会に 不安を 覚えます

大きな問題を感じます

 

だからといって

わたし ひとりが こうして 何かを言ったところで

なにも 世界は変わらない?

 

一丸となって 真実に 真理に

向き合う時期がきているというのに・・・

 

みんなが 世界が 

理解しなくてはならないこと

改善しなくてはならないことは

もう いやというほど 

山積みにあるような気がする

 

手遅れにならないうちに

この社会を なんとかしなくてはならない

 

もう ギリギリ極限まできているのは

家庭の中で 

幼児虐待があったり

小さな赤ちゃんが 殺される

そんな現実に みえるのに!

 

人は 世界は

家庭から 壊れていく

 

だからこそ

家庭から 大切なことを

いますぐ

みつめなくてはならない気がする

 

 ミラクルハッピー 佳川 奈未