自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~ -494ページ目

プレゼン無事終了!


信じ「ぬ」ものは救われる-自分の本を作る方法


週末は自由大学「自分の本を作る方法」 の最終日。

企画書発表&懇親会があった。


12時から開始(その一時間前から皆で懇親会準備のカレー調理)で終わったのは、何と19時近く!

7時間の長丁場!


ドライカレーやサラダ、みんなで持ち寄ったお酒や、ナンやイチゴやチーズ、お菓子などを食べながら、皆の企画書発表。そしてみんなでそれぞれの企画書に「こうしたほうがいいんじゃない?」「こういった切り口もあるよね」なんて協議つつ。あっという間の7時間だった。


とにかく、めちゃめちゃ楽しかった!!


企画はそれぞれ、仲間の個性が表れていた。

しかし、意外な企画もあり(「そっかー、こんなことに興味があったんだね」なんて)、面白かった。


私はというと、勇気を振り絞って自分の本の内容を皆の前でプレゼン出来た。

(しかし、緊張のあまり、お酒の量が少し増えたが・・・)


仲間の反応が私はすごく怖かったのだが、言ってみたら「あ、何だ」という感じで少し拍子抜けしてしまった笑


仲間から色んなアイデアをもらえた。

実はこの本の企画自体も私が考えたものではなく、知人にアイデアを頂いたのだが。

私一人じゃ、到底無理だ。


きっとこれからも私一人じゃ無理。


私は何故、今回この講座に参加したか、何となく分かった。

講座の内容が勉強したかったのはもちろんだが、仲間が欲しかったんだなと。


講座中に皆に励まされながら、そして支えあいながら、だからこそ企画書が書けた。

私は一見、堂々として見えるみたいなのだが、内心いつも不安だらけなのだ。


いや、ほんとーに、皆ありがとう。

そして、これからもどうぞ宜しくお願いします。


講師の深井次郎さん、自由大学キュレーターの芹沢さんにも感謝感謝。


そして・・・


これで終わりではない。

ここからが始まりだぞ、と。



(ちなみに写真は、懇親会前のテーブルセッティングが終わり、撮影している講師の深井次郎さんとその隣は自由大学キュレーターの芹沢さんです)


企画書作成中

今週末は自由大学「自分の本を作る方法」 の講座の最終日で、企画書発表&懇親会という名のカレーパーティがある。


今、企画書練り中。


どういう本を作りたいか、何となくあるのだが、こうやって企画書を書くとなると色々と悩む・・・むむ・・・


てか、企画書なんて今までの人生で作ったことないし!

企画書なんてどーやって作るのさ!?


私が今までやった仕事って事務しかなくて、コピーとったり、データ入力したり、お茶くみやったり。

仕事で企画書書いたり、プレゼンしたりなんてやったことない。

そんな私に本の企画書なんて・・・わからーん。

(まあ、タロット占いはやったことあるが汗)


とりあえず、中途半端でも、「アウトプットが大切だと思う」、と仲間が言ってくれたので、今の自分の精一杯の企画書を作るぞー。


とにかく何事にも完璧主義の私・・・

最初から完璧に出来る人間なんていないのに、ついつい自分で自分を追い詰めてしまう泣


でも、やり始めると、これがかなり面白い。

苦しいながらも、自分の色んな思いを企画書に詰め込んでく。


私の思いはやっぱり、自死遺族以外の、「自死って何かよく分からなくて怖いもの」みたいに思っている人達に少しでも、自死遺族の声を届けたいってことなんだ。


もちろん、私は自死遺族代表のつもりは全くない。

自死で家族や大切な人を亡くした遺族には、本当に人それぞれの色々な思いがあって、色んな物語がある。

私はただ、私の物語を語るだけだ。


でも、私を通して、それで自死ってどんなもの、自死遺族の感情って?って事を少しでも知ってもらえたらと思うのだ。


懇親会のドライカレー&ワインやシャンパンも楽しみだが、

仲間同士でメールで励まし合いながら、今は企画書作成に集中!



昨日、学生時代の友人にこれから自分がやっていきたいと思うことについての悩みや不安を相談した。

私はどうしても一人で悩みや問題を抱えやすい癖があるので、少しでも不安な気持ちを話せて安心した。

二人とも10年以上の付き合いの友人。

聞いてくれて本当にありがとう。

嬉しかったし助かった!


悩みはめぐみ

23歳の時、失恋と就職活動の時期が重なり、自暴自棄になった。

ずっとカウンセラーになりたくて入った学校だったのに、一体何でカウンセラーになりたかったのか・・・

自分の将来に不安や迷いが出てきた時でもあった。


体重は10キロ痩せ、頭は真っ白(白髪だらけ)

家から一歩も出れなくなってしまった。

今まで見ないようにしていた自分の問題がその失恋と就職活動をきっかけに全部押し寄せてきた。

「何で私こんなになっちゃったんだろう?」と自分が分からなくなった。


そんな時に


アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す (学陽文庫)/斎藤 学



¥693
Amazon.co.jp

たまたまこの本と出会った。


彼は依存症の世界では権威といわれる精神科医だった。


私はすぐに彼に会いに行った。

「私を救ってくれるのは、彼しかいない!」(単純)


彼が講演や、自分の本の中でよく言っている言葉が

「悩みはめぐみです」

と言う言葉だった。


私は最初この言葉を聞いた時

「冗談じゃない。悩みなんかいらない。早くこの苦しみを早く取り除いて欲しい」

と猛烈に反発した。

彼に色々と質問したり、自分の悩みを投げかけても、頓珍漢な答えが返ってきたり、はぐらかされたりすることが多かった。

そして私はそのたびに怒り、悩み、「何でもっと分かりやすい答えを教えてくれないんだ!」と。

(彼があえてそうしているのだというのが分かったのは、随分と後になってからだが・・・)


私は父を亡くしているので、彼を父親代わりのように思っていた。

最近は、彼が明確な道筋を立ててくれなかったことを、感謝している。


というか、その頃の私は誰の意見も聞きたくない時期だっただろうし、もしたとえ言ってくれてたとしても、覚えてない(苦笑)


人はその時の自分に必要な情報しか耳に入れないし、目に入れない。

あらゆる情報の中から、ただ、自分にとって必要なものを拾っているだけなんだと思う。


あれから10年以上時間はたったが、たまに彼の講座や講演を聞きに行ったりして、彼の話を聞く。

「先生も随分と年をとって、小さくなったな・・・・」

父も生きてたら、こんな感じかな、なんて思ったりする。


もう私も彼から答えを引き出そうとは思わなくなった。

たまに「こんな感じで生きてます」と、報告に行くことはあるが。


結局、自分がしたいようにして、転び、悩み、傷つき、痛い目に合うことが人生だから。

そこに生きる歓びもあるのだから。


私はただ、自分が傷つきたくなかっただけだった。

自分が悩むことを放棄して、誰かに「これがあなたの人生だよ」とぽんと手渡されたかっただけだった。

(いや、まあきっと私はそれでも納得しなかっただろうが)


そんなもの人生じゃない。

悩むだけ、ゆれるだけ、七転八倒するだけ、いい人生だと私は思う。

好きな男のこと、仕事のこと、友達とのこと、仲間とのこと。

自分だけの人生。

誰の真似でもない、自分だけの。

比べるだけ無駄だ。

人は生まれた瞬間から平等じゃないし、みんなそれぞれ違う。

それが個性というものだ。


以前、自由大学 で一緒になった仲間が「ネガティブは宝物」と言っていて、私はその言葉にはっと反応した。


彼は障害者雇用について色々と考えていた人だった。

障害者がもっと夢を持てるようになるにはどうすればいいか・・・

熱く一生懸命考えていた。


こういった人が、社会にもっとたくさん増えるといいな・・・と、私は思った。


人は、悩みやネガティブを隠そう隠そうとかしがちだが、それを持っていてもいいし、むしろそれを個性だと思えるような社会だともっと生きやすくなるのに・・

でも、社会に変わって欲しいと願っても、当然ながら社会はそうそう簡単には変わらない。

まず、それよりも自分が変わる方が早い。

自分自信が抱えている問題やネガティブなものを肯定できるようになり、自分自身を愛することが出来るようになる。


言葉で言うのは容易いが、実はこれが一番難しいんだけどね・・・泣