先日、3月16日（土）にいのちの電話連盟さん

の電話相談員の方に向けた自死遺族支援の研修動画撮影がありました。

先日の奈良いのちの電話でお話しさせて頂いたときのご縁でお声かけ頂きました。

いのちの電話という、みなさんもご存知の自殺対策では長い歴史のある団体にお声かけ頂きとても嬉しかったです。

そして、いのちの電話さんが自死遺族支援に力を入れて頂ける、ということがとても心強い事です。

撮影はスタッフさん達の見守られる中、カメラに向かって一人で話す、という初めての事でとても緊張しました。

内部の研修動画なので、一般の方には公開ではないのですが…

先日奈良いのちの電話さんの方から、研修を受けた方々のアンケートを拝見しました。沢山のアンケート記入頂きありがとうございます。

その中で「『自死した人も一生懸命に生きた事に変わりない』と話されたことを印象的だった」と言って下さる方々が何人かいて下さいました。

そうなんです。

自死した人もその直前まで一生懸命生きられたんです。父なんてため息つくことすら、自分に許してなかった。だから、その最後の死に方でその人の全てを語られなくなる、触れてはいけないような事にはしたくない。

社会からだけではなく、大好きだった父の事を語る事が家族の中でもタブーとなっていたことが、私にとっては一番悲しいことでもありました。

そして、父の自死により子供の頃には人生が終わりだと思って絶望していました。でも、決してそうではない。父の自死に関係なく、私は私で人生を切り開けるんだと自分自身がそう思いたい。そしてそうなるんだ、と改めて決意しました。

現在、活動以外の仕事などもあり活動の時間を取る事が非常に難しい現状ではあり、ご迷惑おかけすることもございます。しかし、そんな苦しい状況でもＮＰＯを支えてくださる理事や会員の皆さま、そしていつも応援してくださる皆さま、支えてくださる皆さまのおかげで、この活動をする事で出来ております。

自死という言葉は社会ではまだまだタブーです。

そして、遺された人たちが語るのが難しい現状がまだまだあります。

しかし、私だけではなく、遺族のみなさんが一人一人、それぞれ大切な人の死を語る事のできる社会になるよう、また活動が広がるよう目指します。

皆さまに、改めて感謝申し上げます。

　　お声かけ頂いた事務局の佐合信子さんと

　　色々な冊子や資料頂きました。

貴重な機会を頂きありがとうございます！

いのちの電話連盟の研修動画撮影に行ってきました