王妃マルゴ☆
昨年夢中になって読みすすめてきた「王妃マルゴ」(漫画)。
ついに待望の最終巻が出ました!!
フランスのこの時代に関する知識は、ほぼなかった私ですが
この漫画でかなり夢中になってしまいました。
登場人物の生年月日を洗い出してみるのもまた楽しいものです。
カトリックとプロテスタント。
サンバルテルミの虐殺にはじまり
何度も何度も報復戦争が続き、むごい争いを繰り返してきた時代の中
逞しく生き抜いたマルグリットの生き様が鮮やかに描かれています
それにしても、死や断絶をもたらす宗教…ってなんなのだろう…
ということを考えざるを得ません。
とある本で見ましたが、宗教の原語は、
religio=慎重なる観察 (ラテン語)だそうです。
もちろんこの「観察」は、自然科学の立場ではなく、
人間の心の中に、抗し難い力を持って生ずる体験を観察するというもの。
読んだとき、なるほどなーと思いました。
ようは、宗教とは心の中で起こるものを観ることであって
内面に起こる奇跡を発見することであって
外からの説教だけでは、扉は開かれないんですよね。
宗派のことはよくわかりませんが、
本当に、その人の中で神とつながる体験をするのならば
争いごとなんて起こらないのかもしれないですね。
なんて漫画を読みふけりながら、考えさせられました。