殿シリーズ第6弾である。
興味のない方は、すみやかにスルーして頂きたい。

過去の日記はこちら↓(まだ読んでいない人はどうぞ)

『思い出の殿 1』  『カーディガンで殿 2』  『ビデオで殿 3』  『山小屋で殿 4』  『板で殿 5』  『姫で殿 6』

●登場人物を、紹介しよう●
みく    私。(普通の女子)
T     私の前々彼(毒舌男、彼のモットー俺の物は俺の物。皆の物も、俺の物。)
お兄ちゃん 殿の彼氏で、Tの兄貴(とにかく、優しい、温厚、物静か、Tとは正反対)
殿     お兄ちゃんの彼女。(・・・謎の生き物)

--------------------------------------------------------------------------



今回の舞台も栂池(ゲレンデ名)で、ある。
私達4人は、誰もいないコースの端に陣をとり、手作りジャンプ台を作っていた。
板をシャベルがわりにし、せっせと、雪を積み上げていた。
殿は、横で、お兄ちゃんに、強制的にターンを練習をさせられていた。

ジャンプ台が出来あがり、
私達3人は(私、T、お兄ちゃん)
飛んでは、登り、飛んでは登りを、繰り返していた。
私は殿を、ほっていたのを思い出し、見てみると、
ちゃっかり、ボードは脱ぎ捨て雪だるま作りに専念していた。

私は、練習はもう、おしまいかよっ!!と心で突っ込んでいるとTが、

T 「( ̄□ ̄;)!!お前!なんで板脱いでるねん!!練習せーよ!雪だるま作っとる場合か!(怒)
お前根性ないんじゃ!だから何時まで経ってもターン出来ひんのじゃ!」

兄 「T、そんなに言うな・・
あいつが一番よくわかっとる。あいつはやれば出来る子や。.:*:・’°☆」

マジですか?兄ちゃん・・・
あんたぁ、天使様だぁ。.:*:・’°☆

T 「兄!じゃぁ、アイツ何時やってくれるねん!俺もう練習付き合うん嫌やぞ!(怒)」

兄 「○○~~♪(←殿の名前)こっちおいで~皆でジャンプ台飛んでみよ~よ~♪」

兄ちゃん、弟の噛み付きにも、なんのその、ひたすら優しい天使スマイルで
殿を呼ぶ。

殿ドタドタ・・ボテボテ・・とこっちに来て、
殿 「あたしに出来るかなぁ~(*^o^*)えへっ」
と、言う。

。.:*:・’°☆おお!初めてのヤル気!
私は、感無量で、この子は、ジャンプとか向きだったのね・・
母さん教える道を間違えていたわ・・
そうよ♪やりたい所から始めなさい☆と目を潤ませた。
兄ちゃんも嬉しそうにジャンプ台を緩やかなものに、削りだした。
Tも心なしか嬉しそうに、

T 「お前~出来るんか?( ̄ー ̄)ニヤリッ
ただ、台を普通に通りすぎたら、ええから!じゃぁもう、飛べてるみたいなもんや!俺が最初に滑って見本見せるから、よく見とけよ?」

と、お兄ちゃんぶっているのである。
私も、カメラ!カメラにおさめなければ!o(>ロ<o) (o>ロ<)oバタバタ
飛んだ瞬間を撮り逃しはしないだろうか?と何時になく緊張した。
この一時、皆が一丸となって、殿の初めてのやる気を応援していた。

素晴らしい団結力である。

殿と、T、板を担いで、出発地点に到着、
兄ちゃん最後の最後まで、台の形を職人のように整える、
私、カメラをスタンバイ。

兄ちゃんの手が上がった。(これは、飛んでいいよ?と言う合図である)

Tが、滑って飛んだ。.:*:・’°☆
兄ちゃんはTに「ええやん~!」と叫びTの方を向いていた
私は、何気に殿の方に目をやると

Σ( ̄□ ̄ノ)ノギョッ。。
出発していた。

・・・しかも
ソリスタイルで・・・。(板を履かず、板にまたがり、ボードをソリ代わりにする) 

待てぇ~~!!殿~~

ミク 「待って~~!!まだアカン~~!!Tが~~~!!」
ミク 「T~~~どいてぇ~~そこどけ~~!!○○ちゃんが!!(殿の名)」
着地点には、まだTが兄ちゃんと喋っていたのである。

Tは何とか、脇にそれ、殿を見て、

T 「Σ( ̄□ ̄ノ)ノ何でお前ソリなんじゃ~~~~!!(怒)」


殿の体重を乗せドンドン加速して行くソリ。

殿 「~~~~~(ノ≧ロ)ノぎゃぁぁぁぁぁ」
乗ったままコントロール不可能な殿。

ミク 「足~~!足~~!」
足をブレーキ代わりに使え!と、私は言いたかった。

悪魔な私は、
ジャンプ台に突入するともしかして爆破すんのか?ε=(>ε<)プッ
と少し期待したりもした。

しかし、殿、私の期待を見事に裏切り、
華麗にジャンプ台の横を通り、さらに加速は止まらず、
殿を乗せたまま、ソリはドンドン進む。

兄 「○○~~~~!!」
お兄ちゃんが走って追いかける 
追いつく訳がない。

兄ちゃんコケル。

T雪上で、腹を抱えもんどりうって、笑い死に寸前である。
((≧∇≦)))ノ彡☆ キャハハッ!バンバンッ! 
T 「アイツ熊ちゃんみたいや~~(爆)」
熊ちゃんって言うなT。

ドンドン遠ざかる殿。

凄いスピードで小さくなっていく殿の後ろ姿。

やがて、殿はゲレンデの塵と化し肉眼では捕らえる事が不可能になった・・。
さらば殿。
思い出をありがとう。.:*:・’°☆
殿、永遠であれ。.:*:・’°☆と呟いた。


T 「アイツが普通に滑ると勘違いした俺らがアホやったな・・・(笑)」
兄 「どこまで行ったんやろ・・?」
ミク 「早かった・・・」

1時間待っても殿は、帰って来ないので、
さすがに心配になり、3人で別れて探そう!と言う事になった。
待ち合わせ場所などを決めていると、
上のリフトから、
手足をバタつかせ、暢気な声で、

殿 「お~い!ミクちゃぁ~~ん!○○ちゃん~~~!(兄の名)(⌒▽⌒)/」
と、殿が、叫んでいる。

T 「何処まで行ってたんや~~!!」
と叫び返すT。

殿 「一番下~~!そこで練習してん~~!!Tのバーカ~♪(⌒▽⌒)」

T 「( ̄□ ̄;)!!お前なんか帰ってくんな~~~~!!リフトから落ちろ~~~!」

リフトの上と下、また、いつもの喧嘩である・・。


殿永遠に不滅であった。