キシロカインは娘の痙攣のタイプには合っていたらしく、使用を開始してしばらくすると発作はピタッと治まりました。
そひてドルムカムと異なり、キシロカインは眠くなる事がないので意識もはっきりしているため、目の動きが普段と比べてどうかなどが分かりやすく、そして娘自身もとても楽そうでした。
そしてキシロカインで発作は治まって様態も落ち着いてきたところで、点滴での痙攣止めの使用を中止し、飲み薬の効果を見る事になりました。

午後からキシロカインを中止し血液検査を行なったところデパケンの血中濃度は47(通常50以上で効果が期待出来る)とのことで、おおむね薬は効いているとの事で増量はせず、このままの量を飲み続ける事に。
夕方にはヘルペスウイルスによる感染症の可能性が無くなったため、抗生物質の投与は無くなりました。

そして発作が起きる事無く翌朝を迎えました。
この頃からたまに授乳時に舌や唇が小刻みに震えるという気になる症状が出るようになりました。
先生に聞いても、看護婦さんに実際に見てもらっても誰一人なんなのか分からず。
目つきなどは普通なので様子を見ましょうという事になりました。
この症状は現在10ヶ月になりますが(当時4ヶ月)原因不明のまま、しかし回数は減ってきているし授乳時だけという事なら痙攣の可能性は低いと言われています。

翌日には再び個室へ戻る事が出来、さらに翌日に行なった血液検査の結果デパケンの血中濃度が67まで上がっていたため点滴も外す事が出来ました。
翌々日には心電図モニターも外れ、さらに翌日に無事退院出来ました。

入院期間は全部で13日間でした。
今後の治療方針としては、おそらく良性の乳児てんかんで間違いはなさそうだけど、デパケンを服薬している事や、良性ではないてんかんの可能性も残っているため、今後月1回程度で病院に通いつつ、半年後再び脳波検査を行い、異常がなく、薬で発作も抑える事が出来ていそうならば1歳頃から減薬を開始していくという事になりました。