カメラと彼女と彼女の季節/月子著
全5巻、月刊モーニング・講談社

感想。ネタバレあり。

http://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000005903



1巻がネットでまるまる試し読み可でおもしろかったので、一気に5巻まで読んでしまいました。5巻は9月に発売されたばかりなのでまだ新しい作品です。

この作品は百合ものですが、

ユキ(女)→凛太郎(野球部所属のクラスメイト)(男)→主人公あかり(女)→ユキ(女)

と見事に矢印が一方通行な漫画によくあるパターンではあるけど、基本的には凜太郎という男キャラがあかりにアタックしてる、その中に主人公あかりのユキに対する想いがある感じなのでそこまで百合作品という印象は受けませんでした。
でもやはり最終巻に近づくにつれ主人公あかりの想いも増してきて百合度は増します。百合に抵抗ある人は特に5巻はおすすめできませんw


全体の感想としては、一気に読んでしまったからあーこんな感じかー。と最初思いましたが、読後感は○。

一話(一巻?)読んだ時点ではまさかこんなに凜太郎が絡んでくるとは思っていませんでした。凜太郎が気になっていたので結果的に嬉しかったです。4巻の表紙を見てあれ凜太郎表紙!?となり益々気になり一気に読んでしまいました。



主人公あかりが誰かを好きになったことがなかったが、あることをきっかけにユキのことを好きになったことから物語は始まります。
このユキというキャラクターは同じクラスの女の子で少し個性的で群れないタイプでクラスでも浮いた存在。ショートカットで美少女。

主人公あかりが気になるユキは凜太郎が野球をしているところをよく写真で撮っていてあかりはユキが凜太郎のことを好きだということを知ります。
そしてユキと凜太郎は親の関係で昔一緒に住んでいたことがある。

三人の間にいろいろありましたが、あかりにアタックする凜太郎と擬似ではあるけど付き合い、擬似ではなく本当に付き合い始める凜太郎とあかりの二人の関係がこの作品を読んでいて一番おもしろかったです。

あかりは今時めずらしく携帯電話を持っていないので、凜太郎は紙に書いて渡す。ラブレターとかではなく、教室で回すくらいの一言メモみたいな手紙。

凜太郎は女の子ともよく話していて"チャラい"という設定のようで、作中でよく「チャラいチャラい」と言われている。坊主頭でチャラいという印象がないからかもしれないけど、凜太郎は全然チャラくない、と思いました。そこが読んでてずっと引っかかってた。


この作品は、最終回の数年後が描写されている作品で最終回の最後に少ししか描かれていないのを見ると物足りなく感じてしまうのであまり好きではないんですが、凜太郎の働いている姿を見れたのでよかったです。


凜太郎もあかりも、あかりに対してユキに対してまっすぐで、でもユキは自分の気持ちに向き合っていなくて、でも凜太郎もあかりも葛藤していてあかりのユキと一緒にいたいけどという葛藤もよく描かれていて、5巻出ている中でこの三人しか主に登場しなかったのもあかりの想いがよく描かれていて、そして三人がどうなっていくのか深く作品に入り込めた理由だと思いました。

あまり「よかった!」と書いてないかもしれないですが、
ぜひ一度読んで欲しい作品です。



今気になってる漫画は「桃色メロイック」と「麻理はぼくのなか」です。