母国を出ると、自分の国がまた違って見えてきたりする。

日本にいると普通だと思ってたことが、すごく素敵な日本の文化だったんだなって思えたり、

全然見えなかった日本人の“性格”なんかもまた見えてきたりする。


こうふと思わせてくれたのが、昨日のできごと。


クラスが終わるといつも『コーチ』と呼ばれる体育の先生がいつも私たちに何かしらアクティビティーを提供してくれるのですが、この先生がいつも自分の小学1年生くらいの息子を連れてきてアクティビティーを一緒にさせるんです。ある日はバスケだったりある日はテニスだったり。


昨日コーチが、フリスビーをしている日本人生徒を眺めながら、「僕はね、この日本人のグループを相手に働くことがすごく好きなんだよ、なんでか分かる?」って聞いてきた。


う~ん… なんでだろ?


うちのグループ ひょうきんな人が多いから楽しいのかな…?


とかひとりで考えてた笑


そしたらコーチは続けて

「ほら見てよ。僕は今何もしてない。でも争いも口論も何も起こっていないだろ。すばらしいことなんだよ。フリスビーが落ちたら落とした人が拾って手渡しで敵のチームに渡してあげる、ゴールが入った、入らないのジャッジも上手に話し合って決めることができる。アメリカ人だと そういうところで必ずファイトが起こるんだ。僕は今の日本人のやり方を息子に見ておいてほしいんだ。」


とおっしゃりました。


そういうことだったのか。


でも、コーチが今 すごいって言ったこと、あたしにとっては全部当たり前のことなのに…って思えた。

フリスビーが落ちたら拾って相手に渡したり、転んでる人に声かけたり、誰もコーチにいいとこ見せようとしてやってるわけでもないし、みんな全部自然にやってるんだ。不思議だなぁ。


『すばらしい』のかぁ。


でも、ここでは本当に私たちは日本人の代表なんだなって感じた。

現にコーチは『日本人は』すばらしいって言ってるもん。

なんか、そういう風に言われてあたしは嬉しくて照れくさかった。


私は、アメリカに来て、アメリカ人ってなんて心が広くて優しいんだろう…って思ってた。日本人には足りないところかな~なんて。 

でも、コーチの話を聞いてると、

日本人って、 「優しい」 人種なのかなって思えた。

すごく繊細で、相手の気持ちを良く考える人種なのかもしれない。