![]() | ヴィヨンの妻 (新潮文庫) 新潮社 1950-12 by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより)
新生への希望と、戦争を経験しても毫も変らぬ現実への絶望感との間を揺れ動きながら、命がけで新しい倫理を求めようとした晩年の文学的総決算ともいえる代表的短編集。家庭のエゴイズムを憎悪しつつ、新しい家庭への夢を文学へと完璧に昇華させた表題作、ほか『親友交歓』『トカトントン』『父』『母』『おさん』『家庭の幸福』絶筆『桜桃』、いずれも死の予感に彩られた作品である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
太宰 治
1909‐1948。青森県金木村生れ。本名は津島修治。東大仏文科中退。在学中、非合法運動に関係するが、脱落。1935(昭和10)年、「逆行」が第 1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。この頃、パビナール中毒に悩む。’39年、井伏鱒二の世話で石原美知子と結婚、平静をえて「富嶽百景」など多くの佳作を書く。戦後、『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失間』を残し山崎富栄と玉川上水で入水自殺
こないだ、コンビニに行ったときに売っていて、衝動買い。
たぶん、昔も読んだことがあったかと思ったけれども、今、読みたくなったんです。
ヴィヨンの妻は、映画になったみたいで、10月10日に封切られるようです。
松たかこと、浅野忠信主演かな。
観にいこう。
短編集だったので、ひとつひとつの感想が書ければいいんですが、めんどくさくなっちゃった。
ああ、たしかにこういう男の人は知っている。と。
たいがい、こういう男の人は女にもてると。
ただ、家庭を持った時点で、傍からみれば、家庭の中の人は不幸だと。
けれども、ヴィヨンの妻の妻のように、この時代の女性は、いまの私たちよりたくましかった。
そして、夫を愛していた。
んじゃないかなぁと。いや時代の女性すべてとはいいませんが。
死の予感に彩られた作品と、説明には書いてあって、それは本当なのかもしれないけれど、ユーモアがあって、なんだか笑っちゃう作品たちでした。
トカトントンなんて、なんというか、なんというか・・・
あ~うまく言葉が出てきませんが。なにやら、逆にすっきりしちゃった。
よい読者ではないのかもしれませんが、中学の時にけっこうハマった太宰治。
いま、またいろいろ読んでみたくなりました。
よい読書でした。

